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レンタカーや家族の車で、はじめてプリウスに乗ることになった方も多いですよね。乗り込んでみると、鍵を回す場所もなく、シフトレバーも小さくて『これ、どうやって動かすの?』と戸惑いがちです。
結論から言うと、プリウスの運転は「ブレーキを踏んでパワースイッチ」「レバーは動かしたら元の位置に戻る」「駐車はPボタン」の3つを覚えれば大丈夫です。慣れてしまえば、ふつうのオートマ車とほとんど変わりません。
この記事では、トヨタ プリウス(5代目・60系を中心に)の運転方法を、乗り込んでから停めるまでの順番で見ていきます。
まず知っておきたいプリウスの操作の違い
ふつうのガソリン車のオートマと比べて、プリウスで戸惑いやすい点を先にまとめておきます。
| 操作 | ふつうのオートマ車 | プリウス |
|---|---|---|
| エンジンのかけ方 | キーを回す・ボタンを押すとエンジン音がする | パワースイッチで「READY」表示。エンジンがかからないことも多い |
| シフトレバー | レバーの位置がそのまま残る | 動かした後、元の位置に戻る |
| パーキング(P) | レバーをPに入れる | Pスイッチ(ボタン)を押す |
| エンジンブレーキ | 2・Lレンジ | Bレンジ |
| サイドブレーキ | 足踏み式やレバー式 | 電動パーキングブレーキ(スイッチ) |
『エンジンがかかったか分からない』という戸惑いは、プリウスに乗った方がいちばん最初に感じることです。音がしなくても、メーターに「READY」と出ていれば走れる状態なんです。
プリウスは「音」ではなく「メーターの表示」で状態を確かめる車です。READY、シフト位置、パーキングブレーキの表示を見るクセを付けると、迷わなくなります。
エンジンのかけ方(パワースイッチ)
プリウスのエンジンのかけ方は、次の順番です。スマートキーを身につけていれば、キーを取り出す必要はありません。
- スマートキーを持って運転席に座る
- ブレーキペダルをしっかり踏む
- パワースイッチ(POWERボタン)を押す
- メーターに「READY」の表示が出たのを確かめる
- ブレーキを踏んだまま、シフトをDかRに入れる
ブレーキを踏まずにパワースイッチを押すと、走れる状態にはならず、電源だけが入ります。『READYにならない』という時は、まずブレーキをしっかり踏めているか確かめてみてください。
エンジンが冷えている時や、駆動用電池の残りが少ない時は、READYの後にエンジンがかかることがあります。故障ではないので、そのまま走り出して大丈夫です。
走っている途中でエンジンが止まったり、かかったりする
走り出してからも、エンジンは止まったりかかったりをくり返します。ゆっくり走る時や止まっている時はモーターだけ、加速する時や電池を充電する時はエンジンも使う、という仕組みだからです。
『信号待ちで急にエンジンがかかって、びっくりした』という声もよく聞きます。これも電池の充電や暖房のために動いているだけなので、気にせず運転を続けて大丈夫です。
スマートキーの電池が切れた時のかけ方は、プリウスのスマートキー電池交換の手順 でまとめています。
音が静かなので、READYのまま車を離れてしまうことがあります。降りる前にパワースイッチを押して、メーターの表示が消えたかを確かめる習慣を付けておきましょう。
シフトレバーの動かし方
プリウスのシフトレバーは、動かした後に手を離すと元の位置(ホームポジション)に戻るタイプです。今どのシフトに入っているかは、レバーの位置ではなく、メーターの表示で確かめます。
| 入れたいシフト | 動かし方の目安 | 使う場面 |
|---|---|---|
| D(ドライブ) | 横に倒してから手前に | ふつうに前へ走る |
| R(リバース) | 横に倒してから奥に | 後ろに下がる |
| N(ニュートラル) | 横に倒して少し待つ | 洗車機に入る時など |
| B | Dの状態から手前に | 下り坂で減速の力を強くする |
| P(パーキング) | レバーではなくPスイッチを押す | 駐車する |
動かす方向は年式や世代で違うことがあります。はじめて乗る車では、シフトレバーの頭に描かれている図を見て、取扱説明書でも確かめておきましょう。
DとRの切り替えは、車が完全に止まってから行いましょう。動いている途中で切り替えると、思わぬ方向に動き出すおそれがあります。
『Rに入れたつもりが、Dのままだった』という例もあります。
レバーが元に戻るので、手の感覚だけだと入れ間違いに気づきにくいんです。動かした後は、メーターのシフト表示を見てからアクセルを踏むようにしてみてください。
- レバーを動かす時はブレーキを踏んでおく
- 動かしたら、メーターのシフト表示を見る
- 後ろに下がる時は、Rの表示と後方の映像の両方を見る
- 駐車の時は、Pスイッチを押してP表示を確かめる
例えば、こんな会話はよくあります。
「レンタカーのプリウスで、バックに入れるのに手間取っちゃって」
「レバーの形が独特ですよね。慣れるまでは、レバーの頭の図を見てからゆっくり動かすと安心です」

Bレンジの使い方
「プリウス B」で調べる方が多いのが、Bレンジです。Bはエンジンブレーキ(回生ブレーキを含む減速の力)を強くするためのシフトです。
長い下り坂でDのまま走ると、フットブレーキを踏む回数が多くなります。Bに入れると、アクセルを離した時の減速が強くなり、ブレーキの負担を軽くできるんです。
| シフト | アクセルを離した時 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| D | ゆるやかに減速する | 平らな道・ふだんの運転 |
| B | 強めに減速する | 長い下り坂・山道の下り |
『Bに入れた方が燃費がよくなるの?』と聞かれることもあります。
平らな道でBに入れっぱなしにすると、減速が強すぎて、かえって加速し直す回数が増えます。Bは下り坂で使うもの、と覚えておくのがちょうどいいです。
PHEVには、アクセルを離した時の減速を強めるリジェネレーションブーストの機能があります。使い方はBレンジとは別の操作になるので、取扱説明書で確かめてみてください。
ドライブモード(ECO・NORMALなど)の切り替えは、プリウスのメーター表示・ドライブモードの設定 で見ています。
旧型のプリウスに乗る時は
レンタカーや社用車では、先代の50系や、その前の30系のプリウスに乗ることもありますよね。旧型も「READY表示で始動」「レバーは元に戻る」「PはPスイッチ」という考え方は同じです。
ただ、シフトレバーの形や場所、パーキングブレーキの操作は世代で違います。30系・50系は足踏み式のパーキングブレーキの車もあるので、乗る前に足元とメーターまわりを一度見回しておきましょう。
駐車の仕方とパーキングブレーキ
プリウスの駐車は、次の順番で行います。5代目は電動パーキングブレーキとブレーキホールドが全車に付いています(’26年7月現在の公式装備一覧)。
- ブレーキを踏んで車を止める
- Pスイッチを押して、メーターのP表示を確かめる
- パーキングブレーキが作動しているか表示で確かめる
- パワースイッチを押して、電源を切る
- メーターの表示が消えたのを確かめてから降りる
実は、5代目はPに入れると自動でパーキングブレーキがかかる設定になっていることが多いです。ただ、設定は変えられるので、表示が点いているかを目で確かめるのがいちばん確実です。
ブレーキホールドは、信号待ちなどで止まった時に、ブレーキから足を離しても止まったままにしてくれる機能です。スイッチで入り切りできます。
渋滞でのろのろ進む時にブレーキホールドを使うと、足の疲れがかなり違います。
『ブレーキホールドって、坂道でも大丈夫?』と不安になる方もいますよね。坂道でも止まったままでいてくれますが、長い時間止まる時はPに入れておく方が安心です。
電動パーキングブレーキの細かい使い方は、プリウスのパーキングブレーキ・ブレーキホールドの使い方 でまとめています。
運転しにくい・乗りにくい・酔うと感じる時は
「プリウス 運転しにくい」「乗りにくい」「難しい」と調べる方も少なくありません。操作よりも、車の形や静かさに慣れていないことが原因の場合が多いです。
| 感じること | よくある原因 | 試してみたいこと |
|---|---|---|
| 前の感覚がつかみにくい | ボンネットが見えにくい低いデザイン | シートの高さを上げて、前の見え方を確かめる |
| 乗り降りしにくい | 全高1,420〜1,430mmと低い | 頭を先に入れず、腰から座る |
| 後ろが見えにくい | 後ろの窓が寝ていて細い | バックカメラやデジタルインナーミラー(Z標準)を使う |
| 同乗者が酔いやすい | アクセルとブレーキのオン・オフが急 | ブレーキは早めにじわっと踏む |
『同乗者から「酔いそう」と言われた』という方は、減速の仕方を見直してみてください。
ハイブリッド車は、ブレーキを踏み始めた時の減速の感じ方がガソリン車と少し違います。止まる少し前からじわっと踏み、最後にブレーキを少しゆるめると、体が前後に揺れにくくなるんです。
- 乗る前にシートとミラーをしっかり合わせる
- メーターの表示を見てから動き出す
- ブレーキは早めにじわっと踏む
- 下り坂ではBを使う
- エンジン音で状態を判断しようとする
- レバーの位置でシフトを判断する
- 止まる直前に強くブレーキを踏む
- 平らな道でBに入れっぱなしにする
車の大きさと車両感覚は プリウスのサイズ一覧 で、視界や小回りは プリウスは運転しやすい? でくわしく見ています。
ボディの形による後ろの見え方は プリウスはセダン?ハッチバック? でも触れています。
これから買う方は、試乗で操作に慣れておくと安心です。試乗では、始動からバック、駐車までを一通り自分でやってみてください。商談の進め方は プリウスの値引き相場と限界額 でまとめています。

よくある質問
プリウスのエンジンのかけ方は?
ブレーキペダルを踏んだままパワースイッチを押し、メーターに「READY」と出たら走れる状態です。エンジンがかからなくても、READYなら走り出せます。
プリウスのシフトレバーは戻ってしまいますが、故障ですか?
いいえ。動かした後に元の位置に戻る作りです。今のシフトはメーターの表示で確かめます。
Pにはどうやって入れますか?
レバーではなく、Pスイッチ(ボタン)を押して入れます。メーターのP表示を確かめてから電源を切りましょう。
プリウスのBレンジはいつ使いますか?
長い下り坂や山道の下りで、減速の力を強くしたい時に使います。平らな道ではDで走るのがふつうです。
プリウスは運転が難しいですか?
操作の違いは始動・シフト・Pスイッチくらいで、慣れればふつうのオートマ車と変わりません。はじめは表示を見るクセを付けると迷いにくいです。
まとめ
- 始動はブレーキを踏んでパワースイッチ。「READY」表示で走れる状態
- シフトレバーは元の位置に戻る。シフトはメーターの表示で確かめる
- 駐車はPスイッチ。電源を切って表示が消えたのを確かめる
- Bレンジは長い下り坂で使う。平らな道はD
- 酔いやすいと言われたら、ブレーキを早めにじわっと踏む





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