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街でタクシーに乗ったらプリウスだった、教習所の車もプリウスだった。そんな経験がある方も多いですよね。『なんでこんなにあちこちで見かけるんだろう』と気になって調べる方もいるはずです。
結論から言うと、プリウスが業務の車として選ばれてきたのは、燃費がよく、長い距離を走っても燃料代を抑えやすいからです。5人乗りで荷物も積めて、台数が多いぶん整備もしやすいという事情もあります。
タクシー・教習車・警察車両・レンタカー・霊柩車での使われ方と、そうした車が中古に出てきた時の見方を順番に見ていきます。
プリウスが業務で選ばれる理由
業務で使う車は、毎日長い距離を走ります。だから、1km走るのにかかるお金が少ない車ほど選ばれやすいんです。
今のプリウス(5代目・60系)の燃費を、トヨタ公式の数字で並べてみます(WLTCモード・国土交通省審査値)。
| 仕様 | WLTC燃費 | 燃料タンク | 満タンで走れる計算上の距離 |
|---|---|---|---|
| 1.8L HEV 2WD(U・X) | 32.6km/L | 43L | 約1,400km |
| 2.0L HEV 2WD(19インチ) | 28.4km/L | 43L | 約1,220km |
| 2.0L PHEV(19インチ) | 25.9km/L | 40L | 約1,040km(EV走行分を除く) |
右の列は、燃費にタンクの容量を掛けただけの計算上の数字です。実際には、エアコンの使い方や道の混み具合で短くなります。
プリウスが業務の車として選ばれてきたのは、燃費の良さと、台数が多いことによる整備のしやすさが大きいです。「どこでも見かける」のは、それだけ多くの会社や団体が同じ理由で選んできた結果なんです。
業務で使う立場から見ると、プリウスには向いているところと、気をつけたいところの両方があります。
- 燃費が良く、燃料代を抑えやすい
- 台数が多く、整備できる工場や部品が見つけやすい
- 5人乗りで、トランクに荷物も積める
- 背が低めで、後席の乗り降りに気を使う人もいる
- 走行距離が伸びると、駆動用バッテリーの状態が気になる
- 19インチ車はタイヤチェーンを付けられない(公式注記)
雪の多い地域で業務に使う場合は、タイヤの選び方も大事になります。19インチ車はタイヤとボディの隙間が狭く、チェーンが付けられないとトヨタ公式で注記されています。
ビジネス向けのXグレードもある
今のプリウスには、ビジネス向けの「X」というグレードがあります。1.8Lのハイブリッドで、2WDが279万6,200円、E-Fourが304万9,200円です(’26年7月現在・メーカー希望小売価格・消費税込)。
トヨタ公式では「ビジネスに必要なアイテムを配備したモデル」とされています。会社の営業車として選ばれることを想定したグレードなんです。
Xの装備と、個人で買う時の注意点はプリウスXはビジネス向け?で扱っています。
タクシーとしてのプリウス
タクシーでプリウスを見かけることが多いのは、燃費の良さが燃料代の差として大きく効くからです。1日に何百kmも走る車だと、燃費の違いがそのまま会社の経費に響きます。
最近は、タクシー専用の車(ジャパンタクシーなど)も増えています。ただ、個人タクシーや地方のタクシー会社では、今もプリウスが使われている場面がよくあります。
『タクシーでプリウスに乗ったら、後ろの席が思ったより低かった』という声もあります。これは、プリウスがセダンのように低い姿勢の車だからです。
5代目(60系)は、先代より背が低くスタイリッシュな形になりました。全高は1,430mm(2.0L・19インチ)です。後席の頭まわりの余裕は、世代によって感じ方が変わります。
後ろの席の広さはプリウスの後部座席は狭い?で詳しく見ています。
プリウスαのタクシーもよく見かけた
タクシーでは、ワゴン型のプリウスα(アルファ)もよく使われてきました。荷室が広く、空港や駅で大きな荷物を載せるお客さんにも対応しやすかったからです。
プリウスαは2011年5月に発売され、2021年3月末で生産を終えています。今走っているプリウスαのタクシーは、それ以前に作られた車なんです。
中古でプリウスαを探す時の選び方はプリウスα(アルファ)は生産終了で扱っています。
緑ナンバーと白ナンバーの違い
タクシーのように、お客さんを乗せてお金をもらう車は「事業用」として登録され、緑のナンバープレートを付けます。一般の方の車は「自家用」で、白のナンバーです。
事業用だった車が中古に出る時は、自家用に登録し直されます。そのため、ナンバーの色だけでは前歴は分かりません。前の使われ方を知りたい時は、販売店に聞いてみてください。
教習車としてのプリウス
教習所で、AT(オートマ)の教習にプリウスが使われていることもあります。燃料代を抑えたい教習所にとって、ハイブリッドの燃費は大きな魅力です。
教習でプリウスに乗った方からは、こんな声が聞かれます。
「エンジンをかけても音がしないから、かかっているのか分からなかった」
「メーターの『READY』という表示が出ていれば、走れる状態ですよ」
ハイブリッド車は、走り出しにモーターだけで動くことが多いです。音が静かなぶん、歩行者に気づかれにくいこともあるので、教習の段階から周りに気を配る運転が身につきやすいとも言えます。
教習車は、助手席側にも指導員用のブレーキを付けるなど、専用の改造がされています。一般に売られているプリウスとは装備が違う部分があるので、教習で乗った印象と自家用の印象は少し変わるかもしれません。
エンジンのかけ方やシフトの操作はプリウスの運転方法で扱っています。
覆面パトカーや警察車両としてのプリウス
「プリウス 覆面パトカー」と気になって調べる方もいますよね。警察の車両として、プリウスが使われている例があると言われます。
交通の取り締まりには、クラウンなど排気量の大きな車が使われるイメージが強いかもしれません。ただ、捜査や巡回など、長い距離を走る用途では、燃費のいい車が選ばれることがあります。
どの車が警察の車両かを見分けようとするより、法定速度と交通ルールを守って走るのがいちばんの安心です。プリウスは台数が多い車なので、見た目だけで判断するのは難しいです。
プリウスは台数がとても多い車です。そのため「前を走るプリウスが警察の車かも」と気にしても、ほとんどは一般の方の車なんです。
台数が多いことで、事故の報道でも車名を目にする機会が増えます。「事故が多い」と言われる理由についてはプリウスは事故が多いと言われるのは本当かで見ています。
霊柩車にもプリウスがある?
少し意外なところでは、プリウスを元にした霊柩車もあります。専門の会社が改造して作るもので、静かさと燃費の良さが選ばれる理由だと言われます。
一般の方が目にする機会は多くありませんが、「霊柩車でもプリウスを見た」という話はこうした車のことです。
レンタカーでプリウスに乗る
レンタカーでもプリウスはよく用意されています。旅行や出張で借りて、初めてプリウスを運転したという方も多いはずです。
料金は、レンタカー会社や車のクラス、借りる時間、季節で変わります。同じプリウスでも、会社によって入っているクラスが違うこともあるので、予約の時に確かめてみてください。
- 自分の運転姿勢でメーターや前が見やすいか
- 後ろの席に家族を乗せた時の頭まわりの余裕
- 荷室にいつもの荷物(ベビーカー・ゴルフバッグなど)が入るか
- 満タン返しの時に、何km走って何L入ったか
- 駐車場での取り回しとバックのしやすさ
実は、レンタカーは購入前の「長い試乗」としてとても使えます。販売店の試乗は短い時間なので、半日から1日乗れるレンタカーのほうが、燃費や疲れ方が分かりやすいんです。
満タン返しの時に入った燃料の量と、走った距離をメモしておきましょう。自分の走り方での燃費がおおよそ分かります。

実燃費の目安はプリウスの実燃費はどれくらい?で見ています。
元タクシー・元レンタカーの中古はどう見る?
業務で使われたプリウスは、数年で入れ替えられて中古に出てくることがあります。安く見える車もあるので、どんな点を見ればいいかを押さえておきましょう。
| 元の使われ方 | よくある特徴 | 見ておきたい点 |
|---|---|---|
| 元タクシー | 走行距離がとても多い | 駆動用バッテリーの状態・交換歴 |
| 元レンタカー | 年式のわりに距離がやや多い | 整備記録簿・内装の傷み |
| 元営業車(X等) | 装備がシンプル | 装備の内容と価格が合っているか |
- 販売店に「前の使われ方」を聞く(レンタカー・法人の車だったか)
- 整備記録簿で、点検の間隔と交換した部品を見る
- 走行距離と年式のバランスを見る(年1万kmが目安)
- ハイブリッドのシステムに警告が出ていないか確かめる
- 保証が付くか、どこまで付くかを確かめる
元レンタカーは、定期的に点検を受けていることが多いです。記録がしっかり残っていれば、走行距離のわりに状態がいい車もあります。
元タクシーのように走行距離がとても多い車は、駆動用バッテリーの状態が大事になります。電池の寿命と交換費用はプリウスの駆動用バッテリーの寿命と交換費用で扱っています。

中古の選び方全体はプリウスの中古車の選び方に、新車で買う時の値引きはプリウスの値引き相場と限界額にまとめてあります。
業務で使われている姿も含めて、プリウスがどう見られているかはプリウスの口コミ・評判まとめにまとめてあります。
よくある質問
プリウスがタクシーに多いのはなぜですか?
燃費が良く、長い距離を走っても燃料代を抑えやすいからです。台数が多く、整備や部品の手配がしやすいことも理由として挙げられます。
覆面パトカーにプリウスはありますか?
警察の車両としてプリウスが使われている例があると言われます。ただ、プリウスは台数がとても多い車なので、見た目で判断するのは難しいです。
教習車のプリウスで練習すると、ほかの車に乗る時に困りますか?
基本の操作は同じです。シフトの形や、エンジン音がしない発進など、プリウス特有の部分に慣れておくと戸惑いにくくなります。
元レンタカーのプリウスは買っても大丈夫ですか?
定期的に点検を受けていることが多く、整備記録簿がそろっていれば選択肢になります。走行距離と内装の傷み、保証の範囲を確かめてから決めてみてください。
レンタカーでプリウスを借りる料金はいくらですか?
レンタカー会社、クラス、借りる時間、季節で変わります。予約サイトで同じ日程の料金を比べてみてください。
まとめ
- プリウスが業務で選ばれるのは、燃費の良さと整備のしやすさが大きい
- 1.8L HEVの2WDはWLTC32.6km/L、タンク43Lで計算上は約1,400km走れる
- 警察車両や霊柩車としての例もあるが、見かけるプリウスのほとんどは一般の方の車
- レンタカーは、購入前の長い試乗として燃費や広さを確かめるのに使える
- 元タクシー・元レンタカーの中古は、整備記録と駆動用バッテリーの状態を見る






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