プリウスの安全装備|できること・できないことをグレード別に

プリウスの安全装備でできることとできないことを解説する記事のアイキャッチ

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家族を乗せることを考えると、『プリウスの安全装備って、どこまで任せられるの?』と気になりますよね。カタログには機能名がずらりと並んでいて、何ができるのか分かりにくいものです。

結論から言うと、5代目(60系)のプリウスは、主な予防安全装備が全グレードに標準で付いています。グレードの差が出るのは、ハイビームの種類と、死角・駐車まわりの支援です。

この記事では、トヨタ プリウスの安全装備を「できること」と「できないこと」に分けて、グレードごとの違いまで分かるようにしました。

目次

全グレードに付いている安全装備

5代目のプリウスの予防安全は「Toyota Safety Sense」です。’26年7月現在のトヨタ公式の主要装備一覧で、全車に付いている主なものを並べます。

装備何をしてくれるか
プリクラッシュセーフティ前の車や歩行者(昼夜)、自転車(昼夜)、自動二輪車(昼)とぶつかりそうな時に警報とブレーキで支援
レーダークルーズコントロール(全車速追従)前の車との距離を保ちながら速度を合わせる
LTA(レーントレーシングアシスト)車線の中央を走るようにハンドル操作を支援
LDA(レーンディパーチャーアラート)車線からはみ出しそうな時に知らせる
RSA(ロードサインアシスト)道路標識を読み取って表示する
PDA(プロアクティブドライビングアシスト)カーブや歩行者の近くで減速やハンドル操作を穏やかに支援
ドライバー異常時対応システム運転手が操作しない状態が続くと、減速・停車を支援
発進遅れ告知前の車が発進したのに気づかない時に知らせる
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)駐車場で壁などにぶつかりそうな時にブレーキを支援
ドライブレコーダー(前後方)前後の映像を記録する

ほかにも、電動パーキングブレーキとブレーキホールド、運転席ニーエアバッグや前席サイド・カーテンのSRSエアバッグが全車に付いています。

先に結論

予防安全の中心になる装備は、GでもZでも同じものが付いています。「安いグレードだから安全装備が足りない」という心配は、5代目のプリウスではあまり当てはまりません。

レーダークルーズコントロールでできること

「プリウス オートクルーズ」「クルーズコントロール」と呼ばれることも多いのが、レーダークルーズコントロールです。5代目は全グレードに全車速追従タイプが付いています。

『全車速ってどういう意味?』と思いますよね。

前の車が止まれば自分の車も止まり、前の車が走り出せば操作に合わせて追いかける、という意味です。高速道路の渋滞でも、アクセルとブレーキを踏み続ける負担が軽くなるんです。

レーダークルーズの基本の使い方
  1. 高速道路や自動車専用道路で、車の流れに乗る
  2. ハンドルのスイッチでクルーズをオンにする
  3. 速度をセットし、前の車との距離を選ぶ
  4. 車線中央の支援(LTA)もあわせて使う
  5. ブレーキを踏むと解除される

一般道で使えるかどうかも、よく聞かれるところです。信号や交差点、歩行者が多い道では、周りの状況が次々に変わります。クルーズは車の流れが安定している道で使う、と決めておくと安心です。

スイッチの名前や押す順番は、年式で変わることがあります。細かい操作は取扱説明書で確かめておきましょう。

例えば、こんな会話はよくあります。

「クルーズを使えば、高速は手を離していても大丈夫なんですか?」

「いえ、ハンドルは握っておく前提の機能です。疲れを軽くしてくれる、と考えておくのがちょうどいいですよ」

プリウスのレーダークルーズコントロールとLTAで高速道路の運転を支援する様子の図解

高速道路での燃費や疲れにくさは、プリウスは運転しやすい? で扱っています。

安全装備にできないこと

ここが大事なところです。どの安全装備も、運転を代わってくれるものではありません。

センサーはカメラとレーダーで周りを見ています。そのため、見えにくい条件ではうまく働かないことがあるんです。

センサーが苦手な場面の例
  • 大雨・雪・霧で前が見えにくい時
  • 夕日や対向車のライトで、カメラが眩しい時
  • フロントガラスやエンブレムまわりが汚れている時
  • 急な割り込みや、見通しの悪い交差点での飛び出し
  • 白線がかすれている道(LTA・LDA)

『せっかく付いているのに、雨の日に使えないの?』と感じる方もいますよね。

実は、センサーの前に雪や泥が付いただけでも、働きが止まることがあります。冬の朝や雨上がりの後は、出かける前にフロントまわりをさっと拭いておきましょう。

使えなくなるわけではなく、働きが弱まったり、一時的に止まったりすることがある、という意味です。メーターに「使えない」表示が出たら、自分の運転に切り替えましょう。

「プリウス カーセンサー」と調べると中古車の情報サイトが出てきますが、車に付いているセンサー類のことなら、この記事の内容が当てはまります。センサーの位置に傷やステッカーがあると働きに影響するので、中古車を見る時はフロントまわりも見ておきましょう。

警告灯やメッセージの意味は プリウスの警告灯・警告音の意味と対処 でまとめています。

グレードで違う安全装備

全車共通の装備が多い一方で、いくつかの装備はグレードで差があります。’26年7月現在の公式情報をもとに並べます。

装備ZGU
ハイビームAHS(アダプティブハイビーム)AHB(オートマチックハイビーム)AHB
BSM+安心降車アシスト+後方車両接近告知 など標準標準オプション
緊急時操舵支援+FCTA+LCA標準オプション(110,000円)要確認
パノラミックビューモニター(床下透過)標準オプション(60,500円)要確認
デジタルインナーミラー標準要確認要確認
トヨタ チームメイト[アドバンスト パーク]オプション(48,400円)。設定グレードは要確認同左同左

HEVのZのアダプティブハイビーム(AHS)は、2026年7月1日の一部改良で標準になりました。それまではPHEVのZだけの装備でした。

AHSは、対向車に光が当たらないように、照らす範囲を細かく変えてくれます。AHBはハイビームとロービームを自動で切り替える仕組みです。夜の郊外をよく走る方ほど、違いを感じやすいはずです。

Gにオプションを足すと良い人
  • 狭い駐車場や細い道が多い(パノラミックビューモニター)
  • 見通しの悪い駐車場から前向きに出ることが多い(FCTA)
  • 高速道路で車線変更が多い(LCA)
Gの標準で足りやすい人
  • 広い駐車場を使うことが多い
  • 高速道路はあまり使わない
  • 夜はほとんど運転しない

GにFCTA+LCAのセットとパノラミックビューモニターを足すと、17万500円です。Zとの差額(HEVで67万4,300円)より、かなり抑えられます。

『オプションの安全装備、あとから付けられる?』と聞かれることもあります。メーカーオプションは工場で付ける装備なので、注文の後から足すことはできません。迷っているなら、注文の前に決めておきましょう。

パノラマルーフなどほかのメーカーオプションとの優先順位は、プリウスのパノラマルーフは必要? もあわせて参考にしてみてください。

グレードの違い全体は、プリウスのグレードの違いを一覧で比較 で見られます。

駐車と降りる時の安全

プリウスは全長4,600mm・全幅1,780mm(5代目・公式諸元)で、車体が低く長い形です。駐車の時に前後の感覚がつかみにくい、という声もあります。

『車体が低いから、前が見えにくいのでは?』と不安になりますよね。

そこで役に立つのが、パーキングサポートブレーキ(全車)と、パノラミックビューモニター(Z標準・Gオプション)です。床下透過の映像では、車の下に隠れた白線や段差まで画面で確かめられます。

降りる時・駐車の時に使える装備
  • パーキングサポートブレーキで、壁や車止めへの接触を防ぐ支援
  • 安心降車アシストで、後ろから来る自転車などがいるとドアを開ける前に知らせる(Z・G標準)
  • ブレーキホールドで、信号待ちでブレーキを踏み続けなくてよい
  • 電動パーキングブレーキで、坂道でも力を入れずに止めておける
後ろに家族を乗せる方へ

後席の子どもがドアを開ける時も、安心降車アシストが後ろから来る車や自転車を知らせてくれます(Z・G標準)。ただ、知らせるだけでドアを止め続ける機能ではないので、降りる前に「後ろを見てから開けようね」と声をかけておきましょう。

後席の乗り降りのしやすさや天井の高さは、プリウスの後部座席は狭い? で見ています。

車の大きさと駐車場の選び方は プリウスのサイズ一覧 で、パーキングブレーキの使い方は プリウスのパーキングブレーキ・ブレーキホールド で見ています。

プリウスのグレード別にハイビームと駐車支援の装備の違いを並べた図解

中古で買う時の安全装備の確かめ方

中古車を検討している方は、年式で装備が違う点に気をつけましょう。同じ5代目でも、改良のたびに標準装備が増えています。

時期安全装備まわりの主な変更
2023年1月5代目HEV発売(Toyota Safety Sense標準)
2025年7月Zにデジタルインナーミラー・前後ドライブレコーダーを標準化
2026年7月HEVのZにAHSを標準化、衝撃感知ドアロック解除を追加

先代の50系や30系は、安全装備の中身が5代目とは大きく違います。「プリウスなら全部付いている」とは考えず、車検証の年式と装備を1台ずつ確かめてみてください。

世代ごとの違いは プリウス60系と50系の違い で比べています。

新車で安全装備を優先したい方は、オプションを足した総額で比べるのがおすすめです。商談の進め方は プリウスの値引き相場と限界額 でまとめています。

公式・関連サイトの情報

よくある質問

プリウスにオートクルーズは付いていますか?

5代目は全グレードに、全車速追従のレーダークルーズコントロールが標準で付いています。前の車に合わせて止まったり走り出したりを支援します。

プリウスGの安全装備は足りますか?

予防安全の中心になる装備はZと共通です。駐車や死角の支援を足したい場合は、FCTA+LCA(110,000円)とパノラミックビューモニター(60,500円)のオプションがあります。

安全装備があれば事故は起きませんか?

いいえ。どの装備も運転を支援するもので、センサーが苦手な天候や状況もあります。周りの確認は運転する人が行う前提です。

ZとGでハイビームは違いますか?

ZはアダプティブハイビームのAHS、GとUはオートマチックハイビームのAHBです。HEVのZは2026年7月の改良でAHSが標準になりました。

中古のプリウスにも同じ安全装備が付いていますか?

年式によって違います。5代目でも改良で装備が増えているので、年式と装備を1台ずつ確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 5代目プリウスは、Toyota Safety Senseの主な装備が全グレードに標準
  • レーダークルーズコントロールは全車速追従。ハンドルは握っておく前提
  • 大雨や眩しい光、汚れでセンサーの働きが弱まることがある
  • グレードの差はハイビームと、死角・駐車の支援
  • Gは安全オプション2つを足して17万500円。Zとの差額より抑えられる
プリウス買いたいドットコム

プリウス買いたいドットコム 編集部

プリウスの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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