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プリウスに初めて乗った時、『サイドブレーキってどこにあるの?』と探してしまった方も多いはずです。レバーが見当たらなくて、少し戸惑いますよね。
結論から言うと、現行の60系はスイッチで操作する電動パーキングブレーキ、50系や30系は足で踏むタイプです。場所も操作のしかたも、世代で違うんです。
この記事を読めば、トヨタ プリウスのパーキングブレーキのかけ方と解除のしかた、ブレーキホールドの使い方、ブレーキフルード交換の目安が分かります。
世代ごとのサイドブレーキの違い
「サイドブレーキ」は、正しくはパーキングブレーキと呼びます。プリウスでは、世代によって形がまったく違います。
| 世代 | 型式 | パーキングブレーキの形 | 場所 |
|---|---|---|---|
| 5代目(60系・現行) | ZVW60/65・MXWH60/65・MXWH61 | 電動(スイッチ式) | センターコンソールのスイッチ |
| 4代目(50系) | ZVW50/51/55 | 足踏み式 | 運転席の左足もと |
| 3代目(30系) | ZVW30 | 足踏み式 | 運転席の左足もと |
60系は、トヨタ公式の主要装備一覧で、全車に電動パーキングブレーキとブレーキホールドが付いています。旧型の足踏み式とは操作がまったく違うので、乗り換えた時は取扱説明書で一度確かめておきましょう。
60系はシフトまわりのスイッチで操作します。50系・30系は、左足もとのペダルを踏んでかけるタイプです。どちらも、止めた時にはパーキングブレーキがかかっているかをメーターの表示で確かめる習慣をつけておくと安心です。

60系の電動パーキングブレーキのかけ方と解除
60系の電動パーキングブレーキは、指1本で操作できます。スイッチを引くとかかり、ブレーキを踏みながら押すと解除される、というのが基本の動きです。
- 車を止めて、ブレーキペダルを踏んだままにする
- パーキングブレーキのスイッチを引き上げる
- メーターにパーキングブレーキの表示が点いたことを確かめる
- 解除する時は、ブレーキペダルを踏みながらスイッチを押し下げる
- メーターの表示が消えたことを確かめてから発進する
年式によっては、シフトをPに入れると自動でパーキングブレーキがかかり、Pから出すと自動で解除される「オートモード」があります。オートモードの切り替え方は、取扱説明書の「電動パーキングブレーキ」のページで確かめられます。
「スイッチを押しても解除されないんだけど」
「ブレーキペダルを踏みながら押すと外れるよ」
この「ブレーキを踏みながら」を忘れて、解除できないと焦る方は多いんです。まずはブレーキペダルを踏んでいるかを確かめてみてください。
パーキングブレーキがかかったまま走ろうとすると、警告音やメーターの表示で知らせてくれます。そのまま走り続けると、ブレーキの部品を傷めることがあるので、表示が出たらすぐに止まって解除しましょう。
ブレーキホールドの使い方
60系には、信号待ちでブレーキペダルから足を離しても止まっていられる「ブレーキホールド」が付いています。渋滞の多い道では、足の疲れがかなり違うんです。
| 場面 | ブレーキホールドの動き |
|---|---|
| 信号待ちで止まる | ブレーキから足を離しても止まったまま |
| 発進する | アクセルを踏むと自動で解除される |
| 長く止まっている | 一定時間たつとパーキングブレーキに切り替わることがある |
| シートベルトを外した・ドアを開けた | 条件によってはパーキングブレーキに切り替わる |
- シートベルトを締めて、ドアが閉まっていることを確かめる
- ブレーキホールドのスイッチを押して、待機の表示を点ける
- ブレーキを踏んで車を止めると、ホールドの表示に変わる
- 足を離しても止まっていられる
- 発進する時は、そのままアクセルを踏む

『坂道でも大丈夫?』と心配になりますよね。ブレーキホールドは坂道でも使えますが、急な坂や滑りやすい路面では、取扱説明書の注意書きを確かめておきましょう。
洗車機に入る時や、けん引される時などは、ブレーキホールドやパーキングブレーキのオートモードを切っておく必要がある場合があります。洗車機に入る前は、取扱説明書の手順を確かめてください。
50系・30系の足踏み式パーキングブレーキ
50系や30系のプリウスは、運転席の左足もとにあるペダルでパーキングブレーキをかけます。『足もとのペダルが3つあるけど、左端は何?』と思った方もいるかもしれません。
- ブレーキペダルを踏んで車を止める
- 左足で、パーキングブレーキのペダルを奥までしっかり踏む
- メーターにパーキングブレーキの表示が点いたことを確かめる
- 解除する時は、年式ごとの方法(ペダルをもう一度踏む、またはレバーを引く)で外す
解除のしかたは年式によって違います。ペダルの近くに解除の表示が付いていることもあります。中古で50系や30系を買った方は、最初に取扱説明書で確かめておくと安心です。
足踏み式は、踏み込みが浅いと十分にかからないことがあります。坂道に止める時は、奥までしっかり踏んでおきましょう。
旧型から60系に乗り換えた時によくある戸惑い
『50系に長く乗っていたから、つい左足が動いてしまう』という声はよく聞きます。足踏み式に慣れていると、60系の足もとにペダルが無いことに最初は戸惑いますよね。
| 場面 | 50系・30系(足踏み式) | 60系(電動式) |
|---|---|---|
| かける | 左足でペダルを踏む | スイッチを引く(オートモードならPで自動) |
| 外す | 年式ごとの方法で外す | ブレーキを踏みながらスイッチを押す |
| 信号待ち | ブレーキを踏み続ける | ブレーキホールドで足を離せる |
乗り換えてすぐは、止めたあとにメーターの表示を見る習慣をつけておくと安心です。1〜2週間もすれば、スイッチ操作に自然と慣れていきます。
パーキングブレーキが解除できない・警告が出る時
パーキングブレーキの操作で困った時は、次のような原因が多いです。
| 症状 | 考えられること | やること |
|---|---|---|
| 60系でスイッチを押しても外れない | ブレーキペダルを踏んでいない | ブレーキを踏みながらスイッチを押す |
| 冬の朝に外れにくい | ブレーキの部品が凍っている | 取扱説明書の注意を確かめ、無理に動かさない |
| 警告灯が点いたまま消えない | パーキングブレーキの異常の可能性 | 販売店に相談する |
| 補機バッテリーが上がっている | 電動パーキングブレーキが動かせない | 補機バッテリーの対処を先にする |
寒い地域では、雪や水がブレーキに付いたまま凍ってしまうことがあります。冬に長く止める時の注意は、取扱説明書に載っていることが多いので、一度見ておきましょう。
60系の電動パーキングブレーキは、12Vの補機バッテリーの電気で動きます。補機バッテリーが上がった時の話はプリウスのバッテリー上がりと交換で見ています。
警告灯の意味はプリウスの警告灯・警告音の意味と対処にまとめています。
ブレーキフルード交換の時期と費用
パーキングブレーキと一緒に気にしておきたいのが、ブレーキフルード(ブレーキ液)です。ブレーキの力を伝える液で、年数がたつと水分を吸って性能が落ちていきます。
- 車検のタイミング(2年ごと)で交換をすすめられることが多い
- メンテナンスノートで前回の交換時期を確かめる
- ブレーキの警告灯が点いたら、液の量も点検してもらう
交換の費用は、部品代と工賃で数千円〜1万円程度が目安です。車検の時にまとめて頼むと、手間も少なくて済みます。
金額はお店と地域、使うフルードの種類で変わります。見積もりの内訳に「ブレーキフルード」の行があるか、一度見てみてください。
実は、プリウスのようなハイブリッド車は、電子制御のブレーキを使っています。フルードの交換で作業の手順が一般的な車と違うことがあるので、ハイブリッド車に慣れたお店に頼むのが安心です。
「車検の見積もりにブレーキフルードが入ってたけど、必要なの?」
「前回いつ替えたか、メンテナンスノートで見てみるといいよ」
車検でかかる費用の全体はプリウスの車検費用の目安で見ています。
ブレーキまわりで気をつけたいこと
ブレーキの調子は、事故の防止に直接つながります。気になる症状があれば、早めに点検してもらいましょう。
- ブレーキを踏んだ時に「キー」「ゴー」という音がする
- ブレーキペダルの踏みごたえがいつもと違う
- 止まる時に車が左右どちらかに寄る
- ブレーキの警告灯が点いた
プリウスは、減速の時にモーターで発電して止まる「回生ブレーキ」を使うので、ブレーキパッドが減りにくいと言われます。ただ、減りにくいぶん、パッドの状態を見るのを忘れがちなんです。
運転のしかたやシフト、Bレンジの使い方はプリウスの運転方法|シフトレバー・Bレンジで見ています。故障しやすい箇所はプリウスの故障しやすい箇所と修理費の目安、点検で使う整備モードはプリウスの整備モードの入れ方にまとめました。
駐車中の盗難が気になる方はプリウスの盗難の手口と対策、買い替えを考えている方はプリウスの値引き相場と限界額も見てみてください。
- 国土交通省「自動車総合安全情報」:安全装備・点検整備の公的な案内
よくある質問
プリウスのサイドブレーキはどこにありますか?
60系はセンターコンソールにある電動パーキングブレーキのスイッチで操作します。50系・30系は、運転席の左足もとにある足踏み式のペダルです。
60系のパーキングブレーキが解除できません。
ブレーキペダルを踏みながらスイッチを押し下げると解除できます。それでも外れない時や警告灯が消えない時は、販売店に相談してください。
ブレーキホールドはどうやって使いますか?
シートベルトを締めてスイッチを押し、待機の表示を点けます。ブレーキで止まるとホールドされ、アクセルを踏むと自動で解除されます。
ブレーキフルードの交換はいつですか?
車検のタイミング(2年ごと)で交換をすすめられることが多いです。費用は数千円〜1万円程度が目安です。
50系から60系に乗り換えると操作は変わりますか?
変わります。50系は左足もとのペダルで操作しますが、60系はスイッチ式で、ブレーキホールドも使えます。最初の数日は、止めた時にメーターの表示を見る習慣をつけておくと安心です。
洗車機に入る時に気をつけることはありますか?
ブレーキホールドやパーキングブレーキのオートモードを切る必要がある場合があります。取扱説明書の洗車機の項目を確かめてください。
まとめ
- 60系は電動パーキングブレーキ、50系・30系は足踏み式
- 60系はスイッチを引いてかけ、ブレーキを踏みながら押して解除する
- ブレーキホールドは、止まったら足を離せてアクセルで解除される
- 解除できない時は、ブレーキを踏んでいるかと補機バッテリーを確かめる
- ブレーキフルードは車検のタイミングで交換をすすめられることが多い
- ハイブリッド車のブレーキ整備は、慣れたお店に頼むと安心





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