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朝、プリウスのパワースイッチを押したのに「READY」が点かない。メーターも室内灯もなんだか暗い。そんな時にまず疑うのがバッテリーですよね。
結論から言うと、プリウスには12Vの補機バッテリーと、走るための駆動用バッテリーの2つがあります。READYにならない原因の多くは、12Vの補機バッテリーの上がりです。
この記事を読めば、トヨタ プリウスのバッテリーが上がった時の対処と、補機バッテリーの交換時期・費用の目安が分かります。
プリウスのバッテリーは2種類ある
プリウスは全車ハイブリッド(PHEVを含む)なので、ガソリン車にはない大きな電池も積んでいます。名前が似ていて、混ざりやすいんです。
| 比べる項目 | 補機バッテリー(12V) | 駆動用バッテリー |
|---|---|---|
| 役割 | ハイブリッドシステムの起動、ライトやナビの電気 | モーターで走るための電気をためる |
| 上がる・弱るとどうなる | READYにならない | ハイブリッドの警告が出る・燃費が落ちる |
| 交換の目安 | 3〜5年ほど(乗り方で変わる) | 長く使える部品(点検で判断) |
| 費用の目安 | 数万円程度 | 十数万円以上になることも |
60系の駆動用バッテリーはリチウムイオン電池で、HEVは4.08Ah、PHEVは51.0Ahです(トヨタ公式の主要諸元表)。とはいえ、日ごろ気にかけたいのは12Vの補機バッテリーのほうです。
「バッテリー上がり」「バッテリー交換」と言う時は、ほとんどが12Vの補機バッテリーの話です。駆動用バッテリーは、警告が出た時や点検で指摘された時に考えれば大丈夫です。

駆動用バッテリーの寿命と費用はプリウスの駆動用バッテリーの寿命と交換費用で詳しく見ています。
プリウスにアイドリングストップはある?
『プリウスのアイドリングストップをオフにしたい』と探している方もいるはずです。実は、プリウスにはガソリン車のようなアイドリングストップの機能はありません。
ハイブリッドの仕組みで、止まっている時や軽く走っている時は、エンジンが自動で止まります。これはスイッチで切り替えるアイドリングストップとは別のものなんです。
「信号待ちでエンジンが止まるの、やめられないの?」
「プリウスはハイブリッドだから、止まるのが普通の動きなんだよ」
冬に暖房を使っている時や、駆動用バッテリーの残りが少ない時は、止まっていてもエンジンがかかります。これも故障ではありません。
アイドリングストップ車用のバッテリーを選ぶ必要はありません。プリウスの補機バッテリーは、ハイブリッド車に合った専用の型番が指定されていることが多いので、そちらを選びます。
バッテリー上がりの原因と「充電不足」の表示
補機バッテリーは、ある日突然上がることが多い部品です。まずは、上がりやすい使い方を知っておきましょう。
- 週に1回、近所の買い物だけに乗る
- 1回の運転が10分ほどで終わることが多い
- 何週間も乗らない期間がある
- ライトや室内灯の消し忘れ・半ドア
- ドライブレコーダーの駐車監視を長い時間使っている
プリウスの補機バッテリーは、READYの間に駆動用バッテリー側から充電されます。乗る時間が短いと、十分にたまらないことがあるんです。
年式によっては、メーターに補機バッテリーの充電不足を知らせるメッセージが出ることがあります。『まだ動くから大丈夫』と思いがちですが、上がる手前のサインかもしれません。
表示が出た時は、しばらくREADYの状態で走るか、そのまま販売店で点検してもらいましょう。何度も出るなら、バッテリーが弱っている可能性があります。
冬は特に注意が必要です。寒いとバッテリーの力が落ちやすく、暖房やライト、シートヒーターで電気を使う場面も増えます。
秋のうちに一度測っておくと、冬の朝に慌てずに済みますよ。12か月点検や車検のついでに「バッテリーはあと何年くらいですか」と聞いてみてください。
バッテリーが上がった時の対処
補機バッテリーが上がると、駆動用バッテリーに電気が残っていてもREADYにできません。12V側が動かないと、ハイブリッドシステムが起動しないからです。
他の車から電気を分けてもらう「ジャンプスタート」で動かせることがあります。ただ、ハイブリッド車はつなぐ場所に注意が必要です。
- 取扱説明書で、ブースターケーブルをつなぐ端子の場所を確かめる
- 救援車のエンジンを止めた状態で、指定の順番でケーブルをつなぐ
- 救援車のエンジンをかけ、少し待ってからプリウスのパワースイッチを押す
- READYが点いたら、つないだ時と逆の順番でケーブルを外す
- しばらくREADYの状態を続けるか、少し長めに走って充電する
プリウスは、エンジンルームのヒューズボックスの中に救援用の端子が用意されている年式があります。バッテリー本体が荷室や床下にあっても、ボンネット側からつなげるようになっているんです。
ハイブリッド車は、他の車のバッテリー上がりを助ける側(救援車)になることを取扱説明書で制限している場合があります。頼まれても、先に取扱説明書を確かめましょう。
自信がない時は、ロードサービスを呼ぶのがいちばん安全です。任意保険にロードサービスが付いていることも多いので、保険証券を見てみてください。
「ジャンプスタートで動いたから、もう大丈夫だよね」
「一度上がったバッテリーは弱っていることが多いから、早めに点検しておこう」
補機バッテリーの交換時期と費用・値段
気になるのは、いつ、いくらで替えるかですよね。交換の目安は3〜5年ほどで、部品代と工賃を合わせて数万円程度が目安です。
ハイブリッド車の補機バッテリーは、一般的なガソリン車のバッテリーより値段が高めになりやすいです。専用の型番が指定されていることが多いからなんです。
| 交換する場所 | 費用の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|
| トヨタの販売店 | 高めになりやすい | 純正品で安心したい・点検と一緒に済ませたい |
| カー用品店 | 中くらい | 在庫があればその日に替えたい |
| 整備工場 | お店による | いつもの工場がある |
| 自分で交換 | 部品代だけ | 作業に慣れている |
金額は時期と地域、バッテリーの種類で変わります。見積もりを取ってから決めるのが安心です。
販売店での交換は高めに見えますが、プリウスに合った型番を確実に選んでもらえるのが強みです。点検や車検と同じ日にまとめれば、出かける手間も減らせます。

「まだ使える」と言われた時の考え方
点検で「まだ使えますが、弱ってきています」と言われることがありますよね。『使えるなら次でいいか』と思うのは自然です。
ただ、補機バッテリーは弱ってから上がるまでが早いこともあります。遠出の予定が近い時や、冬を迎える前なら、早めに替えておくほうが安心です。
反対に、年数がたっていても数値に問題がなければ、あわてて替える必要はありません。測った数値と「あとどのくらい持ちそうか」を聞いてから決めましょう。
補機バッテリーの場所とサイズの確かめ方
『プリウスのバッテリーってどこにあるの?』とボンネットを開けて探した方もいるかもしれません。実は、プリウスの補機バッテリーはエンジンルームに無い年式も多いんです。
| 世代 | 型式 | 補機バッテリーの場所の調べ方 |
|---|---|---|
| 5代目(60系) | ZVW60/65・MXWH60/65・MXWH61 | 取扱説明書の「バッテリー」のページ |
| 4代目(50系) | ZVW50/51/55 | 取扱説明書の「バッテリー」のページ |
| 3代目(30系) | ZVW30 | 取扱説明書の「バッテリー」のページ |
世代によって、荷室の床下や側面、エンジンルームなど場所が違うことがあります。ネットの写真が自分の世代と同じとは限らないので、取扱説明書で確かめるのが確実です。
サイズ(型番)は、今付いているバッテリーの上面に書かれた型番を見るのが確実です。カー用品店では、車検証を見せると合う型番を探してもらえます。
『せっかくなら容量の大きいものに替えたい』と思う方もいますよね。ただ、ハイブリッド車用の補機バッテリーは、形や端子の位置、ガス抜きの仕組みが指定されていることがあります。指定の型番から外れないようにしておきましょう。
交換する時の注意
バッテリーを外すと、時計やオーディオ、窓の設定などが初期化されることがあります。交換のあとで、設定のしなおしが必要なこともあります。
車内や荷室にバッテリーがある年式は、ガスを外に逃がすホースがつながっていることがあります。自分で交換するなら、ホースのつなぎ方も取扱説明書で確かめてください。慣れていない方は、お店に任せるほうが安心です。
長く乗らない時にバッテリーを守るには
旅行や出張などで何週間もプリウスに乗らない時は、補機バッテリーが上がりやすくなります。
- ときどきREADYにして、少し長めに走る
- ライトや室内灯、ドライブレコーダーを切っておく
- スマートキーを車の近くに置きっぱなしにしない
- 長い期間なら、販売店に相談しておく
スマートキーが車のすぐそばにあると、車とキーが電波をやり取りして、電気を少しずつ使います。キーの電池の話はプリウスのスマートキー電池交換の手順にまとめています。
PHEVの場合も、補機バッテリーは12Vです。充電ケーブルをつないでいても、補機バッテリーが上がることはあるので、同じように気をつけておきましょう。
バッテリー以外が原因のことも
補機バッテリーを替えてもREADYにならない時は、別の原因かもしれません。スマートキーの電池切れや、ブレーキの踏み方が浅いといった単純なことも多いんです。
メーターに警告灯が出ているなら、プリウスの警告灯・警告音の意味と対処で意味を確かめてみてください。ほかの故障との見分け方はプリウスの故障しやすい箇所と修理費の目安で見ています。
点検の時は、エンジンを回し続けるための整備モードを使うことがあります。気になる方はプリウスの整備モードの入れ方も見てみてください。駐車中の盗難が気になる方はプリウスの盗難の手口と対策もどうぞ。
買い替えも考えている方は、プリウスの値引き相場と限界額もあわせて見ておくと安心です。
- JAF(日本自動車連盟):バッテリー上がりなどのロードサービス
- 国土交通省「自動車総合安全情報」:安全装備・点検整備の公的な案内
よくある質問
プリウスのバッテリー交換はいくらかかりますか?
12Vの補機バッテリーなら、部品代と工賃を合わせて数万円程度が目安です。販売店、カー用品店、整備工場で金額が変わるので、見積もりを取って比べてみてください。
プリウスの補機バッテリーはどこにありますか?
世代によって場所が違い、エンジンルームに無い年式も多いです。取扱説明書の「バッテリー」のページに場所と点検のしかたが載っているので、そちらで確かめるのが確実です。
「補機バッテリー充電不足」と出たらどうすればいいですか?
しばらくREADYの状態で走るか、販売店で点検してもらいましょう。何度も出るなら、バッテリーが弱っている可能性があります。
プリウスのアイドリングストップはオフにできますか?
プリウスにはガソリン車のようなアイドリングストップの機能はありません。エンジンが止まるのはハイブリッドの仕組みによるもので、故障ではありません。
駆動用バッテリーも定期的に替える必要がありますか?
年数だけで替える部品ではありません。警告が出た時や、点検で劣化を指摘された時に考えれば大丈夫です。
まとめ
- プリウスには12Vの補機バッテリーと駆動用バッテリーの2つがある
- READYにならない原因の多くは補機バッテリーの上がり
- 充電不足の表示が出たら、早めに点検してもらう
- ジャンプスタートは取扱説明書でつなぐ場所を確かめてから
- 補機バッテリーの交換は3〜5年ほど、数万円程度が目安
- 場所は世代で違うので、取扱説明書と今のバッテリーの型番で確かめる





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