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『プリウスって壊れにくいって聞くけど、長く乗ったらどこが傷むの?』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、プリウスはハイブリッドの部品そのものより、12Vの補機バッテリーや足回りのゴム・ジョイント類など、年数と距離で傷む部品の相談が多い車です。
この記事では、トヨタ プリウスの故障しやすい箇所を世代ごとに並べ、修理費の目安と「まずどこを見ればいいか」が分かるようにしています。
プリウスの故障で多いのはどこ?
まず全体像から見ておきましょう。プリウスの「故障」と言われるものは、大きく4つの場所に分かれます。
| 場所 | よくある症状 | 修理費の目安 | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| 12V補機バッテリー | READYにならない・メーターが暗い | 数万円程度 | バッテリー |
| 駆動用バッテリー | ハイブリッドの警告が出る・燃費が急に落ちる | 十数万円以上になることも | 駆動用バッテリー |
| 足回り(ボールジョイント等) | 段差でゴトゴト音・ハンドルのガタ | 数万円程度から | この記事 |
| 電装・センサー類 | 警告灯が点く・運転支援が使えない | 部品と作業で大きく変わる | 警告灯 |
金額は年式、部品の種類、お店、地域で変わります。ここに書いた幅は「見積もりを取る前の心づもり」として見てください。
「プリウスが動かない」と感じた時、いちばん多いのは12Vの補機バッテリーです。高い修理を心配する前に、まず補機バッテリーとスマートキーの電池を疑ってみてください。

世代ごとに気をつけたい箇所は違う
プリウスは世代によって、乗ってきた年数も距離も大きく違います。自分の車が何代目かで、見るべき場所が変わるんです。
| 世代 | 型式 | 国内の販売時期 | 気をつけたいところ |
|---|---|---|---|
| 5代目(60系・現行) | ZVW60/65・MXWH60/65・MXWH61 | 2023年1月〜 | リコール・サービスキャンペーンの対象か |
| 4代目(50系) | ZVW50/51/55 | 2015年12月〜2023年1月 | 補機バッテリー・足回りのゴム類 |
| 3代目(30系) | ZVW30 | 2009年5月〜2015年 | 駆動用バッテリー・足回り・ウォーターポンプなど年数由来 |
型式は車検証の「型式」欄で確かめられます。60系は現行型なので、故障よりも「対象のリコールが済んでいるか」を先に見ておくと安心です。
30系は発売から15年を超える車も多くなりました。年数がたった車は、どこか1か所ではなく、ゴムや樹脂の部品がまとめて弱ってくることがあるんです。
60系は「ZVW60(1.8L)」「MXWH60(2.0L)」「MXWH61(PHEV)」のように、型式の頭の記号でパワートレインまで分かります。旧型との違いはプリウスの歴代モデル一覧にまとめています。
エンジンがかからない・READYにならない時
『朝、スイッチを押してもREADYが点かない』。プリウスで一番焦る場面ですよね。

実はプリウスは、エンジンを直接かけるのではなく、ハイブリッドシステムを起動して「READY」にする車です。READYにならない原因は、エンジンそのものではないことが多いんです。
- ブレーキペダルをしっかり奥まで踏んでからスイッチを押す
- シフトがPに入っているかを見る
- メーターに「キーが見つかりません」などの表示が出ていないか見る
- 室内灯やメーターが暗いなら、12Vの補機バッテリー上がりを疑う
- 警告灯が点いたままなら、取扱説明書で意味を確かめて販売店に相談する
スマートキーの電池が弱っている時は、キーをスタートスイッチに近づけて起動する方法が取扱説明書に載っています。電池の型番と交換の手順はプリウスのスマートキー電池交換の手順で見てみてください。
補機バッテリーが上がっている時は、ジャンプスタートやロードサービスで動かします。詳しくはプリウスのバッテリー上がりと交換にまとめました。
「READYにならないから、ハイブリッドが壊れたと思った」
「補機バッテリーを替えたら、何事もなく動いたよ」
こうした流れはよくある話です。慌てて大きな修理を頼む前に、簡単なところから確かめておきましょう。
駆動用バッテリーの劣化と交換費用
プリウスの故障で一番不安なのは、ハイブリッド用の駆動用バッテリーですよね。『あれが壊れたら何十万もかかるんでしょ』という声はよく聞きます。
駆動用バッテリーは年数だけで替える部品ではありません。警告が出た時や、点検で劣化を指摘された時に考えれば大丈夫です。
| 世代 | 駆動用バッテリーの種類(facts) |
|---|---|
| 5代目(60系) | リチウムイオン(HEV 4.08Ah/PHEV 51.0Ah) |
| 4代目(50系) | ZVW50はニッケル水素(主にE)、ZVW51はリチウムイオン、ZVW55はE-Four |
| 3代目(30系) | ニッケル水素 |
交換となると、新品の部品で十数万円以上かかることもあります。リビルト品(再生品)を使うと、費用を抑えられる場合もあります。
10万km、20万kmを超えても問題なく走っているプリウスはあります。反対に、長く乗らない期間が続いた車で弱ることも。距離だけで「そろそろ危ない」と決めつけず、点検の結果で判断しましょう。
寿命の目安や、交換を勧められた時の考え方はプリウスの駆動用バッテリーの寿命と交換費用で詳しく見ています。
足回り・ロアボールジョイントの交換
『段差を越えるたびにゴトッと音がする』。年数がたったプリウスで出やすい相談です。
原因の1つが、前輪の「ロアボールジョイント」です。タイヤとサスペンションをつなぐ関節のような部品で、中のガタやブーツ(ゴムのカバー)の破れで交換になります。
- 段差や荒れた道でゴトゴト、コトコトと音がする
- ハンドルを切った時にきしむ音がする
- まっすぐ走っているのにハンドルが取られる
- タイヤの内側や外側だけが早く減る
ボールジョイントの交換は、部品代と工賃で片側数万円程度が目安です。同じ時期にスタビライザーのリンクやブッシュ(ゴム部品)も弱っていることがあり、まとめて替えると金額が上がります。
足回りの部品は、放っておくとタイヤの減りや乗り心地にも響きます。車検や12か月点検の時に「足回りのガタも見てください」と一言添えておきましょう。
乗り心地の変化が気になる方はプリウスの乗り心地と静かさもあわせて見てみてください。
LDAやセンサー類の不具合
「LDAが使えません」「プリクラッシュセーフティが一時停止」といった表示が出て、驚く方も多いはずです。LDAは、車線をはみ出しそうな時に知らせる運転支援の機能です。
実は、こうした表示は故障ではないことも多いんです。フロントガラスのカメラの前が汚れている、雨や雪、逆光でカメラが見えにくい、といった場面で一時的に止まります。
| 表示が出た時の状況 | 考えられること | まずやること |
|---|---|---|
| 大雨・雪・逆光のとき | カメラやレーダーが一時的に見えにくい | 天気が戻ってから様子を見る |
| フロントガラスが汚れている | カメラの前が汚れている | ガラスの内側と外側を掃除する |
| 晴れていても消えない | センサーのずれや不具合 | 販売店で点検してもらう |
| フロントガラスを交換した後 | カメラの調整(エーミング)が必要 | 交換したお店か販売店に相談する |
フロントガラスを替えたり、バンパーをぶつけたりした後は、センサーの調整が必要になることがあります。調整の費用はお店によって違うので、事前に聞いておきましょう。
警告灯ごとの意味はプリウスの警告灯・警告音の意味と対処にまとめています。
プリウスのリコールの調べ方
中古で買ったプリウスだと『この車はリコールの修理が済んでいるの?』と気になりますよね。リコールは車台番号ごとに、対象かどうかが決まっています。
現行の60系では、2026年1月28日に、後席ドアのスイッチに水が入って走行中にドアが開くおそれがあるとしてリコールが届け出られています。対象は2022年11月〜2025年11月に作られた車です。
- 車検証で「車台番号」を確かめる
- トヨタ公式サイトの「リコール等情報対象車両検索」に車台番号を入れる
- 対象で未実施なら、販売店に連絡して入庫の日を決める
リコールの修理は無料です。中古車で買った車でも、対象なら受けられます。
- トヨタ公式「リコール等情報」:車台番号で対象か調べられます
- 国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」:届出の内容を確かめられます
修理費がかさむ前に考えたいこと
年数がたったプリウスは、1つ直すと次の部品が気になってくることがあります。『この先いくらかかるんだろう』と考えるのは自然です。
点検の見積もりで大きな修理が並んだ時は、次のように考えてみてください。
- 走行距離がまだ少ない
- 見積もりが一か所だけで済んでいる
- 気に入っていて、あと数年は乗るつもり
- 駆動用バッテリーと足回りなど大きな修理が重なっている
- 次の車検でまとまった費用が見込まれる
- 家族が増えるなど、使い方が変わる
判断に迷う時は、修理の見積もりと、今の車にいくら付くかを並べて比べるのが分かりやすいです。修理代より売った時の差のほうが大きい、ということもあるんです。
プリウス買いたいドットコム
プリウスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、プリウスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
売る時の相場や、高く売るコツはプリウスを高く売るには?で見ています。点検の時に使う整備モードはプリウスの整備モードの入れ方、盗難対策はプリウスの盗難の手口と対策にまとめました。
新しいプリウスへの買い替えを考えているなら、プリウスの値引き相場と限界額も先に見ておくと安心です。
- 国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」:リコールの検索と不具合の届け出
- JAF(日本自動車連盟):バッテリー上がりなどのロードサービス
よくある質問
プリウスは故障しやすい車ですか?
ハイブリッドの部品そのものより、12Vの補機バッテリーや足回りのゴム類など、年数と距離で傷む部品の相談が多い車です。定期点検で早めに見つければ、大きな修理になりにくいです。
プリウスのエンジンがかからない時は何を確かめればいいですか?
ブレーキをしっかり踏んでいるか、シフトがPか、メーターにキーの表示が出ていないかを見ます。室内灯やメーターが暗いなら、12Vの補機バッテリー上がりを疑ってみてください。
駆動用バッテリーの交換はいくらですか?
新品の部品で交換すると十数万円以上かかることもあります。リビルト品を使うと抑えられる場合もあるので、見積もりを取って比べてみてください。
ロアボールジョイントの交換費用はどのくらいですか?
部品代と工賃で片側数万円程度が目安です。同時にブッシュやリンクも交換すると金額が上がります。
中古のプリウスでもリコールの修理は無料ですか?
はい、無料です。トヨタ公式サイトで車台番号を入れると、対象かどうかと実施済みかを確かめられます。
まとめ
- プリウスの故障の相談は、補機バッテリーや足回りなど年数と距離で傷む部品が多い
- READYにならない時は、ブレーキ・シフト・キー・補機バッテリーの順に確かめる
- 駆動用バッテリーは距離だけで判断せず、警告や点検の結果で考える
- 段差のゴトゴト音はロアボールジョイントなど足回りの点検を頼む
- LDAなどの表示は、カメラの汚れや天気で一時的に出ることも多い
- リコールは車台番号で調べられ、中古車でも無料で受けられる





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