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プリウスのPHEVが気になっているけれど、HEVより60万円前後高い。『補助金が出るなら、実際はいくらになるの?』と気になりますよね。
結論から言うと、国のCEV補助金を入れると、PHEVとHEVの差はほとんど無くなります。2025年度登録分の60万円で計算すると、PHEVのGはHEVのGより安くなるんです。
補助金の額、減税、申請の注意点を、数字で順番に見ていきます。
プリウスで補助金が出るのはPHEVだけ
最初に大事なところを押さえておきます。国の「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)」の対象は、プリウスではPHEVだけです。
HEV(ハイブリッド)は、外から充電しないので対象外です。1.8LのU・X、2.0LのZ・GのHEVは、どれも補助金の対象になりません。
| パワートレイン | 対象グレード | 国のCEV補助金 |
|---|---|---|
| 2.0L PHEV(型式6LA-MXWH61) | Z・G | 対象 |
| 2.0L HEV | Z・G | 対象外 |
| 1.8L HEV | U(KINTO専用)・X | 対象外 |
『PHVって書いてあるページもあるけど、同じもの?』と迷う方もいますよね。
トヨタの公式資料にも「PHEVとPHVは同じものを指す」と注記があります。5代目から呼び名が「PHEV」に変わっただけで、中身の区分は同じなんです。
補助金が出るのはPHEVのZとGだけです。HEVとPHEVで迷っているなら、補助金を差し引いた実質の価格で比べるのが大事なところです。
補助金はいくら?年度と登録日で変わる
CEV補助金の額は、車種ごと・登録日ごとに決まっています。交付するのは一般社団法人 次世代自動車振興センターです。
同センターの掲載では、プリウスZ(6LA-MXWH61)の補助額はこうなっていました。
| 登録日 | 補助額(プリウスZ・PHEV) |
|---|---|
| 2024年12月17日〜2025年3月31日 | 55万円 |
| 2025年4月1日以降(2025年度) | 60万円 |
2026年度については、PHEVの補助額が引き上げられたとする解説もあり、プリウスGで85万円という記載も見られます。ただ、額は登録日と予算で変わるので、この記事では確認できた60万円を基準に計算しますね。
補助額は年度の途中でも見直されることがあり、予算に達すると受付が締め切られます。契約の前に、次世代自動車振興センターの銘柄別一覧で、登録予定日の額を確かめておきましょう。

補助金を入れた実質価格はいくら?HEVと比べる
ここがいちばん知りたいところですよね。’26年7月現在のメーカー希望小売価格(消費税込)から、補助金60万円を引いてみます。
| グレード | PHEV本体価格 | 補助金60万円を引くと | 同じグレードのHEV 2WD | 差 |
|---|---|---|---|---|
| Z | 464万5,300円 | 404万5,300円 | 399万8,500円 | PHEVが4万6,800円高い |
| G | 388万4,100円 | 328万4,100円 | 332万4,200円 | PHEVが4万100円安い |
本体価格だけで見ると、PHEVはHEVより55万9,900円〜64万6,800円高い車です。補助金を入れると、その差がほぼ消えます。
特にGは、補助金を入れるとPHEVのほうがHEVより安くなる計算です。『PHEVは高いから』と最初に外していた方は、ここで一度考え直してみる価値があります。
仮に補助額が85万円なら、PHEVのGの実質は303万4,100円になります。この場合は、HEVのGより29万100円安い計算です。
上の表は、本体価格から補助金を引いただけの数字です。オプション、諸費用、自宅の充電設備の工事費は入っていません。工事費は住まいと配線の長さで変わるので、別に見積もりを取っておきましょう。
HEVとPHEVの違いそのものはプリウスはHEVとPHEVどっち?で比べています。
補助金以外に軽くなる税金は?
PHEVは、税金の面でも優遇を受けてきました。ただ、2026年度から制度が大きく変わっています。
| 税金 | PHEVの扱い | 注意点 |
|---|---|---|
| 環境性能割(購入時) | 2026年3月31日で制度そのものが廃止 | 2026年4月以降の登録はHEVもPHEVもかからない |
| 自動車重量税(新車時・初回車検) | エコカー減税で軽くなる対象 | 減税の基準は2026年度に見直し。区分は販売店で確認 |
| 自動車税(種別割) | 登録翌年度が軽くなる特例の対象になってきた | 延長と対象の範囲は年度で確認 |
環境性能割は、購入時にかかっていた税金です。令和8年度(2026年度)税制改正大綱で、2026年3月末での廃止が決まりました。
つまり、2026年4月以降に登録するなら、HEVとPHEVの差は購入時の税金では付きません。差が出るのは、補助金と重量税の扱いです。
『税金の話は複雑でよく分からない』という方も多いはずです。見積もりの「税金・保険料」欄に、減税が反映されているかを販売店に聞くのが早いです。
毎年かかる税金の額はプリウスの自動車税と重量税で見ています。
補助金をもらう時の条件と注意点
補助金は、もらえば終わりではありません。条件がいくつかあるので、契約の前に知っておきましょう。
- 新車(未使用の新規登録車)であること
- 登録してから申請までの期限(登録後1か月程度が目安。年度の要綱で確認)
- 決められた期間は車を持ち続けること(普通車は原則4年)
- 期間内に売却・譲渡する時は、補助金の返納を求められることがある
- リースやKINTOの場合は、補助金を受け取るのが誰かを確認する

いちばん見落としやすいのが「持ち続ける期間」です。4年以内に売るつもりがあるなら、補助金の返納で思ったより手取りが減ることも。
例えば、こんな相談はよくあります。
「3年で乗り換えるつもりなんですが、補助金はもらって大丈夫ですか?」
「期間内に売ると返納を求められることがあります。乗り換えの予定があるなら、先に条件を確かめておきましょう」
未使用車や中古車は対象になる?
中古車や、すでに一度登録された未使用車は、原則として国のCEV補助金の対象外です。補助金は、最初に新車として登録した人が受け取るからです。
未使用車は車両価格が安く見えても、補助金を入れた新車と比べると差が小さいことがあります。比べ方はプリウスは新車と未使用車どちらが得かで見ています。
中古のPHEVを考えている方は、5代目より前のプリウスPHV(ZVW52)という選択肢もあります。こちらは急速充電に対応していた旧型です。
補助金があってもPHEVが向かない人は?
実質の価格差がほぼ無くなると、『じゃあPHEVにしない理由はないのでは』と思いますよね。
ただ、補助金で埋まるのは買う時の差だけです。使い方によっては、PHEVの良さを生かせないこともあります。
- 自宅にAC200Vの充電設備を付けられる
- 1日の移動がEV走行距離(19インチで86km)に収まることが多い
- 4年以上は乗り続けるつもりでいる
- 停電時やアウトドアで電気を使いたい
- マンションなどで充電設備を付けにくい
- 高速道路の長距離移動が多い
- 雪国で4WD(E-Four)が必要
- 数年で乗り換える予定がある
PHEVは2WDだけで、E-Fourの設定がありません。雪の多い地域で4WDが欲しいなら、補助金の額に関係なくHEVを選ぶことになります。
充電のしかたや、家で使えるコンセントの話はプリウスPHEVの価格・EV走行距離・充電のしかたにまとめています。
自治体の補助金も合わせて使える?
国のCEV補助金とは別に、都道府県や市区町村が独自の補助金を出していることがあります。国の補助金と合わせて受け取れる場合もあります。
額と条件は、自治体ごとにまったく違います。住んでいる自治体の名前と「PHEV 補助金」で調べてみてください。
- 次世代自動車振興センターで、登録予定日のプリウスPHEVの補助額を確かめる
- 住んでいる都道府県と市区町村に、PHEVや充電設備の補助があるか調べる
- 販売店で、登録予定日と申請書類の段取りを確認する
- 登録後、期限内に申請する
- 決められた期間は車を手放さない
充電設備の工事にも補助が出る自治体があります。プリウスPHEVは普通充電(AC200V)のみで、急速充電とV2Hには対応していません。V2H向けの補助は対象にならない点に気をつけてください。
補助金を入れると維持費まで含めて得になる?
買う時の価格差は、補助金でほぼ埋まります。次に気になるのは、乗り始めてからのお金ですよね。
PHEVは、充電した電気で走る間はガソリン代がかかりません。19インチ車の電費138Wh/kmで、電気1kWhを31円と仮に置くと、100kmで約428円です。HEV 2WDのガソリン代(カタログ値・レギュラー170円)は約599円なので、100kmあたり約171円の差になります。
一方で、燃料タンクはPHEVが40L、HEVが43Lと、PHEVのほうが少し小さくなります。満タンでの走り方はプリウスの給油口とタンク容量で見ています。
長く乗るなら、駆動用バッテリーのこともありますよね。PHEVの電池はリチウムイオン51.0Ahと大きく、寿命と交換の考え方はプリウスの駆動用バッテリーの寿命と交換費用にまとめています。
維持費の全体はプリウスの維持費は年間いくら?で比べられます。
プリウス買いたいドットコム
プリウスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、プリウスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
補助金を入れた実質価格で比べるなら、HEVとPHEVの両方で見積もりを取るのがおすすめです。値引きの進め方はプリウスの値引き相場と限界額で見てみてください。
よくある質問
プリウスで補助金が出るのはどのグレードですか?
国のCEV補助金の対象はPHEV(Z・G)だけです。HEVは外から充電しないため対象外です。
プリウスPHEVの補助金はいくらですか?
次世代自動車振興センターの掲載では、2025年4月1日以降の登録分で60万円でした。2026年度は額が見直されたとする解説もあるので、登録予定日の額を同センターで確かめてください。
補助金を入れるとHEVより安くなりますか?
60万円で計算すると、PHEVのGは328万4,100円で、HEVのG(332万4,200円)より4万100円安くなります。Zは4万6,800円差です。
PHVの補助金とPHEVの補助金は違いますか?
同じものです。トヨタの公式資料にも「PHEVとPHVは同じものを指す」と注記があり、5代目から呼び名が変わっただけです。
補助金をもらった後に売ることはできますか?
決められた保有期間(普通車は原則4年)内に売ると、補助金の返納を求められることがあります。乗り換えの予定があるなら事前に確かめておきましょう。
まとめ
- プリウスで国のCEV補助金が出るのはPHEV(Z・G)だけ
- 2025年4月1日以降の登録分は60万円(次世代自動車振興センター掲載)。2026年度の額は要確認
- 60万円を引くと、PHEVのGはHEVのGより4万100円安い
- 環境性能割は2026年3月末で廃止。差が出るのは補助金と重量税
- 保有期間の途中で売ると返納を求められることがある





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