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プリウスのスペックを調べると、エンジンが2種類、パワートレインが3種類あって混乱しますよね。『結局、何ccで何馬力なの?』とシンプルに知りたい方も多いはずです。
結論から言うと、現行プリウスのエンジンは1.8L(1,797cc・98PS)と2.0L(1,986cc・155PS/PHEVは154PS)の2種類です。これにモーターの力が加わるので、システム全体では140PSから223PSまで幅があります。
この記事では、3つのパワートレインのスペックを横並びで比べ、数字の違いが走りにどう出るかを見ていきます。
プリウスのスペックを一覧で比べる
まずは全体像です。数値はトヨタ公式の主要諸元表(’26年7月現在)の値で、システム最高出力だけWikipediaの値です。
| 項目 | 2.0L PHEV | 2.0L HEV | 1.8L HEV |
|---|---|---|---|
| 設定グレード | Z・G | Z・G | U・X |
| エンジン型式 | M20A-FXS | M20A-FXS | 2ZR-FXE |
| 総排気量 | 1.986L | 1.986L | 1.797L |
| エンジン最高出力 | 113kW(154PS) | 114kW(155PS) | 72kW(98PS) |
| エンジン最大トルク | 188N・m | 188N・m | 142N・m |
| フロントモーター | 120kW(163PS)/208N・m | 83kW(113PS)/206N・m | 70kW(95PS)/185N・m |
| システム最高出力 | 164kW(223PS) | 144kW(196PS)/E-Four 146kW(199PS) | 103kW(140PS) |
| 駆動用電池 | リチウムイオン 51.0Ah | リチウムイオン 4.08Ah | リチウムイオン 4.08Ah |
| 燃料タンク | 40L | 43L | 43L |
2.0L HEVだけ、E-Fourにするとリヤモーター(30kW)の分だけシステム出力が少し上がります。
一般向けのZ・Gは全車2.0Lです。1.8Lは、KINTO専用のUとビジネス向けのXだけに積まれています。

グレードとパワートレインの組み合わせはプリウスのグレードの違いを一覧で比較で確かめられます。
プリウスは何cc?排気量の違い
『プリウスって何ccだっけ?』と聞かれて、すぐ答えられない方もいるはずです。現行型は2つあります。
| エンジン | 総排気量 | 自動車税(年額) |
|---|---|---|
| 2.0L(M20A-FXS) | 1,986cc | 36,000円 |
| 1.8L(2ZR-FXE) | 1,797cc | 36,000円 |
どちらも「1.5L超2.0L以下」の区分なので、自動車税は同じ年36,000円です。排気量の差で税金が変わることはありません。
実は、2.0Lエンジンは5代目から加わったものなんです。4代目(50系)までは1.8Lが中心でした。
税金は排気量より重さで差が出る
排気量で税金が変わらない代わりに、差が出るのが自動車重量税です。重量税は車両重量で区分が決まります。
| パワートレイン | 車両重量 | 重量税の区分 |
|---|---|---|
| 1.8L HEV(U) | 1,360kg〜1,420kg | 1.5t以下 |
| 2.0L HEV(Z・G) | 1,400kg〜1,480kg | 1.5t以下 |
| 2.0L PHEV(Z・G) | 1,560kg〜1,570kg | 1.5t超2.0t以下 |
PHEVだけ、大きな電池を積んでいるぶん重く、1つ上の区分になります。減税の扱いで実際の金額は変わるので、詳しくはプリウスの自動車税と重量税で確かめてみてください。
4代目以前の諸元は世代ごとに違います。中古の旧型と比べる時は、車検証の型式で世代を確かめてから数字を見るようにしてみてください。
馬力とトルクはどれくらい違う?
プリウスの力の強さは、エンジンだけでなくモーターと合わせて見るのが大事です。ハイブリッドはエンジンとモーターが一緒に働くからです。
| パワートレイン | システム最高出力 | 1.8L HEV比 |
|---|---|---|
| 1.8L HEV | 140PS | ー |
| 2.0L HEV(2WD) | 196PS | +56PS |
| 2.0L HEV(E-Four) | 199PS | +59PS |
| 2.0L PHEV | 223PS | +83PS |
2.0L HEVは1.8Lより56PS強くなります。PHEVは、モーター出力が120kW(163PS)と大きいので、全体で223PSに達します。
PHEVのモーターが大きい理由
PHEVのフロントモーターは120kW(163PS)で、HEVの83kW(113PS)よりかなり大きくなっています。電気だけで走る距離が長いので、モーターだけで加速できる力が必要だからです。
電池の容量も、PHEVは51.0Ahで、HEVの4.08Ahの10倍以上あります。この大きな電池とモーターが、223PSというシステム出力とEV走行につながっているんです。
トルクでも同じ傾向です。フロントモーターのトルクは、1.8Lが185N・m、2.0L HEVが206N・m、PHEVが208N・mです。
例えばこんな場面で差を感じやすいです。
- 高速道路の合流で、短い距離で速度を上げたい時
- 家族4人と荷物を載せて坂道を上る時
- 追い越しで一気に加速したい時
『普段は街乗りだけ』という方なら、1.8Lでも困る場面は少ないはずです。ただ、一般向けに買えるのは2.0LのZ・Gなので、多くの方は自然と2.0Lを選ぶことになります。
値引きを含めた買い方はプリウスの値引き相場と限界額で扱っています。
ミッションは?マニュアル車はある?
プリウスのトランスミッションは、全車「電気式無段変速機」です。一般的なCVTとも、ギアを段階的に切り替えるATとも違うしくみです。
マニュアル車はありません。 これは5代目に限った話ではなく、プリウスはハイブリッドのしくみ上、クラッチを踏んでギアを変えるしくみになっていません。
トヨタのハイブリッドは、遊星ギア(動力分割機構)という歯車でエンジンとモーターの力を分けたり合わせたりしています。変速のギアを段階的に持たないので、「無段階変速」と呼ばれる滑らかな加速になるんです。
ハイブリッドのしくみをざっくり言うと
プリウスは、エンジンとモーターを場面によって使い分けています。発進や低速ではモーターが中心になり、速度が上がるとエンジンも加わります。
減速する時は、モーターが発電機になって電気をためます。この電気を次の加速に使うので、燃費が良くなるわけです。
『エンジンがかかったり止まったりするのは故障?』と驚く方もいますよね。これはハイブリッドの正常な動きなので、心配しなくて大丈夫です。
『ギアが無いのに、坂道のエンジンブレーキはどうするの?』と疑問に思いますよね。シフトの「B」レンジを使うと、減速の力を強くできます。
使い方はプリウスの運転方法|シフトレバー・Bレンジで詳しく扱っています。
最高速度と加速のデータについて
「プリウスの最高速度は?」という疑問もよく見かけます。ただ、最高速度はトヨタの主要諸元表に載る項目ではありません。
この記事では、公式の数字が確かめられない最高速度と0-100km/h加速のタイムは出しません。雑誌や海外仕様の数字が出回っていますが、試験条件がそろっていないからです。
ネットで見かける最高速度や加速タイムは、測った国・仕様・条件がバラバラです。比べるなら、同じ条件で測った公式の値(出力・トルク・燃費)を使う方が確実です。
走りの差を知りたい方は、試乗で合流や坂道を試してみるのが一番早いです。
燃費と電費のスペック
スペックの最後に、燃費も並べておきます。国土交通省審査値(WLTC)です。
| パワートレイン | WLTC総合燃費 | EV走行距離 |
|---|---|---|
| 2.0L PHEV(19インチ) | 25.9km/L | 86km |
| 2.0L PHEV(17インチ) | 30.1km/L | 102km |
| 2.0L HEV 2WD(19インチ) | 28.4km/L | ー |
| 2.0L HEV E-Four(19インチ) | 26.8km/L | ー |
| 1.8L HEV 2WD | 32.6km/L | ー |
| 1.8L HEV E-Four | 30.7km/L | ー |

パワーが一番小さい1.8Lが、燃費では一番いい数字になります。PHEVは電池が重い分、ガソリンだけで走る時の燃費は下がりますが、電気で最大102km(17インチ時)走れます。
満タンで何km走れる計算?
燃料タンクの容量とWLTC燃費を掛けると、満タンで走れる距離の目安が出ます。
| パワートレイン | タンク | WLTC燃費 | 計算上の距離 |
|---|---|---|---|
| 1.8L HEV 2WD | 43L | 32.6km/L | 約1,400km |
| 2.0L HEV 2WD(19インチ) | 43L | 28.4km/L | 約1,220km |
| 2.0L PHEV(19インチ) | 40L | 25.9km/L | 約1,030km+EV86km |
これはカタログ燃費で計算した理論上の数字です。実際は燃費がカタログ値より下がることが多く、給油ランプも早めに点くので、この数字より短くなります。給油口やタンクの話はプリウスの給油口・タンク容量と満タンで走れる距離で詳しく扱っています。
- 高速や坂道が多いなら2.0L HEVかPHEVを選ぶ
- 自宅で充電できるならPHEVを候補に入れる
- 雪道が多いならE-Four(HEVのみ)を検討する
- 燃費最優先なら1.8L(UかX)を見る
HEVとPHEVのどちらが得かはプリウスはHEVとPHEVどっち?、PHEVの充電や電費はプリウスPHEVの価格・EV走行距離・充電のしかたで解説しています。
- トヨタ プリウス 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
プリウスのエンジンは何ccですか?
現行型は2.0L(1,986cc)と1.8L(1,797cc)の2種類です。一般向けのZ・Gは2.0L、UとXが1.8Lです。
プリウスの馬力はどれくらいですか?
エンジン単体では2.0L HEVが155PS、1.8Lが98PSです。モーターを合わせたシステム最高出力は、1.8L HEVが140PS、2.0L HEVが196PS、PHEVが223PS(Wikipedia)です。
プリウスにマニュアル車はありますか?
ありません。全車が電気式無段変速機で、クラッチ操作の無いしくみです。
プリウスのトルクはどれくらいですか?
エンジンの最大トルクは2.0Lが188N・m、1.8Lが142N・mです。フロントモーターは2.0L HEVが206N・m、PHEVが208N・m、1.8Lが185N・mです。
プリウスのエンジンの型式は何ですか?
2.0LはM20A-FXS、1.8Lは2ZR-FXEです。どちらも直列4気筒で、使う燃料は無鉛レギュラーです。
PHEVとHEVでエンジンは同じですか?
どちらも2.0LのM20A-FXSですが、エンジン最高出力はPHEVが154PS、HEVが155PSと少し違います。モーターと電池はPHEVの方が大きくなっています。
まとめ
- エンジンは2.0L(1,986cc)と1.8L(1,797cc)の2種類
- システム最高出力は1.8L HEV140PS、2.0L HEV196PS、PHEV223PS
- 自動車税はどちらも年36,000円
- ミッションは全車電気式無段変速機でマニュアルは無い
- 最高速度は公式諸元に載らないため、比べるなら出力と燃費で見る






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