旧プリウスPHV(ZVW52)の中古は買いか|急速充電・V2H・4人乗りの注意

旧プリウスPHVの中古を選ぶ時の注意点を示したアイキャッチ

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中古車サイトでプリウスPHVを見ると、現行のPHEVよりずっと安い値段が並んでいますよね。『急速充電もできるし、こっちのほうが得なのでは?』と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、旧プリウスPHV(ZVW52)は、急速充電やV2Hを使いたい方には今でも魅力のある車です。ただ、年式で乗車定員や装備が違うので、買う前に確かめることがいくつかあります。

年式ごとの違い、現行PHEVとの比べ方、中古で見るポイントを順番に見ていきます。

目次

旧プリウスPHV(ZVW52)はどんな車?

ZVW52は、4代目プリウス(50系)をベースにしたプラグインハイブリッドです。2017年2月15日に発売され、2023年2月28日に販売を終えました。

項目内容
型式ZVW52
販売期間2017年2月15日〜2023年2月28日
ベース4代目プリウス(50系)
乗車定員発売時4人、2019年5月9日の改良から5人
主な特徴急速充電、ソーラー充電システム(オプション)、V2H(2019年5月からオプション)
スポーツ仕様GR SPORT(2017年9月追加)

いまは新車では買えません。中古車として選ぶことになります。

先に結論

ZVW52は、急速充電とV2Hに対応していた(V2Hはオプション)ことが、現行PHEVとのいちばんの違いです。反対に、2019年5月より前の年式は4人乗りなので、家族で使う方は車検証の乗車定員を確かめましょう。

呼び名が少しややこしいので整理しておきますね。旧型は「プリウスPHV」、5代目からは「PHEV」という呼び名になりました。トヨタの公式資料でも「PHEVとPHVは同じものを指す」と注記されています。

世代の流れはプリウスの歴代モデル一覧で見ています。

旧プリウスPHVの年式ごとの違いの図解

4人乗りと5人乗り、年式で何が違う?

ZVW52でいちばん気をつけたいのが、乗車定員です。

発売時のZVW52は、後席が2人掛けの4人乗りでした。2019年5月9日の改良で、後席が3人掛けになり5人乗りに変わっています。

『中古で安いのを買ったら4人乗りだった』ということも。家族4人以上で乗る方には、ここが大事なところです。

乗車定員を確かめる方法
  • 車検証の「乗車定員」欄を見る
  • 後席の真ん中にシートベルトがあるか、写真で確かめる
  • 初度登録年月が2019年5月より前か後かを見る
  • 販売店に「5人乗りの年式か」を聞く

2019年5月の改良では、V2Hにつながる機能もオプションで選べるようになりました。家で使う予定がある方は、改良後の年式から探すと候補が絞りやすくなります。

急速充電・V2H・ソーラー充電は付いている?

ZVW52の魅力は、充電まわりの機能です。ただ、どれも年式やグレード、オプションで付いているかどうかが違います。

機能ZVW525代目PHEV(MXWH61)
普通充電(AC200V)対応対応
急速充電対応(グレード・オプションで確認)非対応
V2H2019年5月からオプション非対応
ソーラー充電システムオプションオプション(パノラマルーフと同時装着不可)
AC100V・1500Wコンセント年式・オプションで確認装備

急速充電は、車体の充電口に急速充電用の差込口があるかで確かめられます。中古車サイトの写真で分からない時は、販売店に充電口の写真を送ってもらうのが早いです。

装備の有無は写真と書類で確かめる

中古車の装備欄は、オプションの記載が抜けていることがあります。急速充電、ソーラー充電、V2Hは、実物の写真や車の装備の記録で確かめてから決めましょう。

ソーラー充電システムは、屋根の太陽光パネルで駐車中に駆動用バッテリーを充電する装備です。当時のトヨタの発表では、1日あたり最大約6.1km(平均約2.9km)分の電力を充電できるとされていました。

5代目のPHEVは急速充電とV2Hに対応していません。『家の電気として車の電池を使いたい』という方には、ZVW52を選ぶ理由になります。現行PHEVの充電のしかたはプリウスPHEVの価格・EV走行距離・充電のしかたで見ています。

燃費とEV走行距離はどれくらい?

ZVW52の燃費とEV走行距離は、当時のJC08モードのカタログ値で出ています。

項目ZVW52(JC08モード・当時)5代目PHEV(WLTCモード)
ハイブリッド燃費30.8〜37.2km/L(グレードで違う)25.9km/L(19インチ)・30.1km/L(17インチ)
EV走行距離68.2km86km(19インチ)・102km(17インチ)
駆動用バッテリー8.8kWh(リチウムイオン)リチウムイオン 51.0Ah

注意したいのは、JC08とWLTCは測り方が違うことです。JC08の数字は実際より良く出やすいと言われていて、そのまま並べて比べることはできません。

『EVで68km走るなら十分』と思うかもしれません。ただ、中古の場合は電池が年数とともに弱っていくので、実際に満充電で走れる距離は新車の頃より短くなっていることがあります。

電池の状態の見方

満充電した時のEV走行可能距離の表示を、販売店で見せてもらうと目安になります。季節やエアコンの使い方でも表示は変わるので、数字は幅を持って見てください。

駆動用バッテリーの寿命と交換の考え方はプリウスの駆動用バッテリーの寿命と交換費用にまとめています。

GR SPORTとボディカラーの話

ZVW52には、2017年9月に追加されたスポーツ仕様のGR SPORTがあります。専用の外装や足回りを持つモデルで、中古車の数は多くありません。

『プリウスのライムグリーンを探している』という方もいますよね。ライムグリーン系の色は4代目の頃の設定で、5代目プリウスにはありません。

ZVW52を探す楽しみ
  • GR SPORTなど、今は新車で選べない仕様がある
  • 4代目の頃の色が選べる
  • 急速充電・V2Hなど現行に無い機能がある
旧型ならではの注意
  • 色やグレードで台数が少なく、条件が合う個体を探しにくい
  • 年数がたち、電池や部品の状態に差が出ている
  • 新しい安全装備は5代目のほうが充実している

中古の色は、写真の写り方で印象が変わります。カラーコードは車体のラベルに書かれているので、気になる色なら販売店にコードを聞いてみてください。

例えば、こんな会話はよくあります。

「写真だと明るい緑に見えるんですが、実物もこの色ですか?」
「カラーコードで確かめますね。屋外で見ると、写真より落ち着いて見えることもありますよ」

中古で買う時に見るポイント

ZVW52を中古で選ぶ時は、ふつうのプリウスの見方に加えて、充電まわりを確かめます。

ZVW52を中古で選ぶ手順
  1. 初度登録年月で、4人乗りか5人乗りかを確かめる
  2. 急速充電の差込口、ソーラー充電、V2Hのオプションの有無を写真で確かめる
  3. 充電ケーブルが付属しているかを確かめる
  4. 満充電時のEV走行可能距離の表示を見せてもらう
  5. 点検整備記録簿で、電池の点検やリコールの対応を確かめる
  6. 保証の残りと、販売店独自の保証の範囲を聞く

充電ケーブルは、別に買うと費用がかかります。中古車に付いているかどうかは、見落としやすいポイントなんです。

自宅で充電する予定なら、駐車場にAC200Vのコンセントを付けられるかも先に確かめておきましょう。工事費は住まいで変わるので、見積もりを取っておくと安心です。

年式ごとの選び方や、狙い目の走行距離はプリウスの中古車の選び方で見ています。

プリウス買いたいドットコム

プリウスの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、プリウスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

条件で絞って在庫を見ると、4人乗り・5人乗りや装備の違いが比べやすくなります。気になる個体が見つかったら、上の手順で確かめてみてください。

旧プリウスPHVの税金と維持費は?

中古で買うなら、乗り始めてからのお金も気になりますよね。

ZVW52のエンジンは1.8Lで、自動車税は「1.5L超2.0L以下」の区分です。2019年9月以前に新規登録された車は年39,500円、2019年10月以降の登録なら年36,000円になります。

項目考え方
自動車税初度登録が2019年9月以前なら39,500円、10月以降なら36,000円
重量税車検証の車両重量で区分を確かめる
電気代家で充電して走る分は電気代になる
駆動用バッテリー年数がたつほど状態の差が大きくなる

ハイブリッド車は、自動車税の13年超の重課の対象外とされています。長く乗っても、自動車税が急に上がる心配は小さいんです。

税金の区分のくわしい話はプリウスの自動車税と重量税、維持費の全体はプリウスの維持費は年間いくら?で見てみてください。

5代目PHEVとどちらを選ぶ?

最後に、現行の5代目PHEVとどちらを選ぶかです。考え方を並べてみます。

こんな方向いているのは
急速充電やV2Hを使いたいZVW52(装備の有無を確認)
車両価格をできるだけ抑えたいZVW52の中古
EV走行距離の長さと新しい安全装備が欲しい5代目PHEV
国の補助金を使って新車で買いたい5代目PHEV
家族5人で乗る5代目PHEV、またはZVW52の2019年5月以降
旧プリウスPHVと5代目PHEVの違いの図解

中古車は国のCEV補助金の対象外です。5代目PHEVは、新車なら補助金を使えるので、実質の価格差は見た目より小さくなります。補助金の額はプリウスPHEVの補助金・減税で見てみてください。

4代目と5代目の違いそのものはプリウス60系と50系の違いで比べています。新車の5代目も候補に入れるなら、値引きの考え方はプリウスの値引き相場と限界額にまとめています。

公式・関連サイトの情報

よくある質問

旧プリウスPHV(ZVW52)はいつまで販売されていましたか?

2017年2月15日に発売され、2023年2月28日に販売を終えました。今は中古車として選ぶことになります。

プリウスPHVは4人乗りですか?

発売時は4人乗りで、2019年5月9日の改良から5人乗りになりました。中古で選ぶ時は車検証の乗車定員で確かめてください。

旧プリウスPHVは急速充電できますか?

急速充電に対応していましたが、グレードやオプションで違います。充電口に急速充電用の差込口があるか写真で確かめるのが確実です。現行の5代目PHEVは急速充電に対応していません。

プリウスPHVの燃費はどれくらいですか?

当時のJC08モードで、ハイブリッド燃費が30.8〜37.2km/L、EV走行距離が68.2kmです。WLTCの数字とは測り方が違うので、そのままは比べられません。

中古のプリウスPHVは補助金の対象になりますか?

国のCEV補助金は新車が対象で、中古車は対象外です。

まとめ

この記事の要点
  • ZVW52は2017年2月〜2023年2月販売の旧プリウスPHV。新車では買えない
  • 2019年5月より前は4人乗り、改良後は5人乗り
  • 急速充電・V2H・ソーラー充電は年式とオプションで有無が違う
  • 燃費とEV走行距離はJC08の値で、現行のWLTCとは比べられない
  • 中古は電池の状態、充電ケーブル、整備記録を確かめて選ぶ
プリウス買いたいドットコム

プリウス買いたいドットコム 編集部

プリウスの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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