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現行の60系は欲しいけれど、予算を考えると50系の中古も気になりますよね。『見た目はそこまで変わらないし、50系で十分では?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、走りと装備の新しさを取るなら60系、価格を抑えて1.8Lハイブリッドの燃費を取るなら50系後期が有力です。どちらが得かは、予算と乗る年数で変わります。
この記事では、2つの世代の違いを表で並べて、50系を選んでいい人とやめたほうがいい人を分けていきます。
60系と50系、まず何が違う?
50系は4代目、60系は5代目のプリウスです。50系は2015年12月から2023年1月まで売られ、翌日の2023年1月10日から60系に切り替わりました。
| 項目 | 50系(4代目・旧型) | 60系(5代目・現行) |
|---|---|---|
| 型式 | ZVW50/ZVW51/ZVW55 | ZVW60/65・MXWH60/65・MXWH61 |
| 販売期間 | 2015年12月9日〜2023年1月9日 | 2023年1月10日〜 |
| パワートレイン | 1.8Lハイブリッド | 1.8L HEV/2.0L HEV/2.0L PHEV |
| 4WD | E-Four(ZVW55) | E-Four(HEVのみ) |
| PHV/PHEV | 別車名のプリウスPHV(ZVW52) | プリウスのグレードとしてPHEV |
| 新車で買えるか | 買えない | 買える(’26年7月現在) |
いちばん大きいのは、60系で2.0Lが加わったことです。一般の人が買うZ・Gは、2.0L HEVか2.0L PHEVになりました。
60系で一般向けに売られているZ・Gは、どれも2.0Lです。50系と同じ1.8Lは、60系ではKINTO専用のUとビジネス向けのXだけになります。
世代全体の流れはプリウスの歴代モデル一覧で確かめられます。
装備と安全機能はどこが新しくなった?
装備の面では、60系は予防安全の「Toyota Safety Sense」が新しい世代になっています。現行の60系は、プリクラッシュセーフティで歩行者・自転車(昼夜)や自動二輪車(昼)にも対応しています。
さらに、プロアクティブドライビングアシスト(PDA)やドライバー異常時対応システム、前後方のドライブレコーダーが全車に付きます。電動パーキングブレーキとブレーキホールドも全車標準です。
| 60系で全車に付く主な装備(’26年7月現在) | 中身 |
|---|---|
| プリクラッシュセーフティ | 歩行者・自転車(昼夜)、自動二輪車(昼) |
| レーダークルーズコントロール | 全車速追従 |
| プロアクティブドライビングアシスト | カーブや前の車に合わせて減速を手助け |
| ドライブレコーダー | 前方・後方 |
| 電動パーキングブレーキ | ブレーキホールド付き |
50系にも予防安全装備はありますが、年式やグレードで付いている機能が違います。中古で選ぶ時は、その個体に何が付いているかを装備表で確かめておきましょう。
『安全装備は新しいほうがいい』と感じる方には、ここが60系を選ぶいちばんの理由になるはずです。
走りとパワーはどれくらい違う?
『2.0Lになって、そんなに変わるの?』と思いますよね。実は、ここが乗り比べて一番差を感じるところなんです。
60系の2.0L HEVは、システム最高出力が196PS(2WD・Wikipedia)あります。1.8L HEVの140PS(同)と比べると、高速の合流や上り坂で余裕が違います。
| 現行60系のパワートレイン | システム最高出力(Wikipedia) | WLTC総合 |
|---|---|---|
| 1.8L HEV 2WD(U/X) | 140PS | 32.6km/L |
| 2.0L HEV 2WD(Z/G・19インチ) | 196PS | 28.4km/L |
| 2.0L PHEV(Z/G・19インチ) | 223PS | 25.9km/L |
50系は全車1.8Lなので、パワー感は60系のU・Xに近いと考えると分かりやすいです。
ただ、燃費だけで見ると1.8Lに分があります。街乗りが中心で、力強さより燃料代を気にする方には、50系の1.8Lは今でも十分な選択肢です。
50系の燃費はJC08モードで表示されていた時期があり、60系のWLTCモードとは測り方が違います。カタログの数字をそのまま並べず、年式とグレードごとの表示モードを確かめてから比べてみてください。
サイズと見た目はどう変わった?
60系は、50系よりも低く、ワイドになりました。屋根が下がったぶん、横から見た形がシャープになっています。
60系の数字は次のとおりです(’26年7月現在・公式主要諸元表)。
| 60系の寸法 | Z・G(19インチ) | U(17インチ) |
|---|---|---|
| 全長 | 4,600mm | 4,600mm |
| 全幅 | 1,780mm | 1,780mm |
| 全高 | 1,430mm | 1,420mm |
| ホイールベース | 2,750mm | 2,750mm |
| 最小回転半径 | 5.4m | 5.3m |
50系と比べると、60系は全幅が広く、全高が低い形です。旧型のサイズが気になる方は、車検証の「長さ・幅・高さ」の欄で実際の数字を見ておきましょう。
『低くなったら、後ろの席は狭くなる?』という心配もよく聞きます。60系は屋根が低いぶん、後席の頭上は余裕が少ないと感じる方もいるんです。
例えば、家族を乗せる機会が多い方はこんな会話になりがちです。
「60系の後ろ、座ってみたら頭が近いね」
「50系のほうが天井は高く感じるかも。一度両方座ってみようか」
背の高い方が後ろに乗るなら、実車で座り比べてから決めるのが安心です。詳しくはプリウスの後部座席は狭い?で見ています。

50系の前期と後期、どこで見分ける?
50系を中古で探すと、「前期」「後期」という言葉がよく出てきますよね。50系は2018年12月17日にマイナーチェンジを受け、顔つきが変わりました。
| 区分 | 期間 | 年式の目安 |
|---|---|---|
| 50系 前期 | 2015年12月〜2018年12月 | 平成27年式〜平成30年式 |
| 50系 後期 | 2018年12月〜2023年1月 | 平成30年式〜令和5年式 |
例えば平成28年式(2016年)は前期にあたります。平成30年式は前期と後期が混ざる年なので、初度登録の月まで見ておきましょう。
後期ではその後も、2020年7月1日と2021年6月3日に一部改良が入っています。同じ後期でも、年式が新しいほど装備が整っている傾向です。
- 車検証の初度登録年月(2018年12月より後なら後期の可能性が高い)
- フロントライトの形(前期と後期で意匠が違う)
- 型式(ZVW55ならE-Four)
- 販売店の表示に「後期」とあっても、登録年月で確かめる
駆動用電池の種類は、グレードや駆動方式で違います。中古車では車検証の型式とグレードを伝えて、販売店に確かめるのが確実です。
いま50系を中古で買う価値はある?
『結局、50系を買うのはアリなの?』というところですよね。結論は、条件が合えば今でもアリです。
- 予算を抑えて燃費の良いハイブリッドに乗りたい
- 街乗り中心で、パワーはそこまで求めない
- 後席の天井の高さを重視したい
- 5〜6年ほどで乗り換えるつもり
- 高速道路をよく走り、合流で余裕が欲しい
- 新しい予防安全装備を優先したい
- PHEVで電気だけの走りを使いたい
- 10年近く乗り続けるつもり

50系の中古を選ぶ時は、点検記録簿と駆動用電池の状態がポイントになります。販売から年数がたつ個体ほど、ここの差が大きくなるんです。
50系は新車では買えないため、メーカー保証が残っているかは個体ごとに違います。保証の残りと、販売店独自の保証が付くかを見積もりの段階で確かめておきましょう。
同じ4代目ベースのプラグインハイブリッドを探しているなら、旧プリウスPHV(ZVW52)の中古は買いかも比べてみてください。
60系の新車と50系の中古、お金の比べ方
60系の新車は、一般向けのZ・Gで332万4,200円〜464万5,300円です(’26年7月現在のメーカー希望小売価格・消費税込)。
| 60系 グレード | パワートレイン | 2WD |
|---|---|---|
| G | 2.0L HEV | 3,324,200円 |
| Z | 2.0L HEV | 3,998,500円 |
| G | 2.0L PHEV | 3,884,100円 |
| Z | 2.0L PHEV | 4,645,300円 |
50系の中古は、年式と走行距離で価格の幅がとても大きいです。時期や地域でも変わるので、同じ条件の在庫をいくつか並べて相場をつかむのが近道です。
比べる時は、車両価格だけでなく「何年乗って、いくらで手放せるか」まで考えてみてください。新しい60系は手放す時の価格も残りやすく、差額が思ったより縮むこともあります。
維持費は大きく変わらない?
維持費で見ると、自動車税は1.8Lも2.0Lも同じ「1.5L超2.0L以下」の区分です。2019年10月以降に新車登録された車なら、年36,000円になります。
一方、2019年9月以前に新車登録された50系は、以前の税率で年39,500円です。同じプリウスでも、登録時期で毎年3,500円違うんです。
ちなみに、ハイブリッド車は登録から13年を超えても自動車税の重課はかかりません。古い年式を選ぶ時に心配しすぎなくて大丈夫です。
維持費全体はプリウスの維持費は年間いくら?で内訳を出しています。
- 60系の見積もりを取り、乗り出し価格を出す
- 50系の中古で、希望の年式・走行距離の在庫を並べる
- それぞれ乗る予定の年数を決める
- 手放す時の価格の目安を差し引いて比べる
50系の在庫を条件で絞って見ると、前期と後期の価格差もつかみやすくなります。
プリウス買いたいドットコム
プリウスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、プリウスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
HEVとPHEVのどちらにするかで迷っている方は、プリウスはHEVとPHEVどっち?も参考になります。
60系の新車に傾いてきた方は、プリウスの値引き相場と限界額で交渉の順番を見ておくと安心です。
- トヨタ プリウス 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
50系と60系はいつ切り替わりましたか?
50系の販売は2023年1月9日まで、60系は2023年1月10日に発売されました。
60系にも1.8Lはありますか?
あります。ただし1.8LはKINTO専用のUとビジネス向けのXだけで、一般向けのZ・Gは2.0Lです。
平成28年式のプリウスは何系ですか?
平成28年(2016年)は4代目の50系で、マイナーチェンジ前の前期にあたります。
50系の後期はいつからですか?
2018年12月17日のマイナーチェンジ以降のモデルです。車検証の初度登録年月で確かめてみてください。
50系にもE-Fourはありますか?
あります。型式ZVW55がE-Fourです。E-Fourは4代目から選べるようになりました。
50系と60系で自動車税は違いますか?
排気量の区分はどちらも1.5L超2.0L以下です。2019年10月以降の新車登録なら年36,000円、2019年9月以前の登録なら年39,500円になります。
まとめ
- 50系は4代目(2015年12月〜2023年1月)、60系は現行の5代目
- 60系は一般向けのZ・Gが2.0L、50系は全車1.8L
- 60系は低くワイドな形で、後席の頭上は座り比べて確かめたい
- 50系は2018年12月を境に前期と後期に分かれる
- 予算と乗る年数を決めて、手放す時の価格まで含めて比べる






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