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プリウスの見積もりを取ると、Zの価格に少し驚きますよね。『Gでも見た目は同じだし、Gで十分なのでは?』と考える方も多いはずです。
結論から言うと、プリウスGは「走りと燃費はZと同じ、快適装備と一部の安全装備を削った仕様」です。差額はHEVの2WDで67万4,300円あります。
この記事では、その差額で何が消えるのかを装備ごとに並べ、Gで困る人と困らない人を分けていきます。
プリウスGとZの価格差はいくら?
まずは数字からです。トヨタ公式の価格表(’26年7月現在・メーカー希望小売価格・消費税込)を並べます。
| パワートレイン | 駆動 | G | Z | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 2.0L HEV | 2WD | 3,324,200円 | 3,998,500円 | 674,300円 |
| 2.0L HEV | E-Four | 3,577,200円 | 4,251,500円 | 674,300円 |
| 2.0L PHEV | 2WD | 3,884,100円 | 4,645,300円 | 761,200円 |
HEVなら、駆動方式に関係なく差は67万4,300円です。PHEVになると差が76万1,200円まで広がります。
実は、Gはプリウスの中で一般の人が販売店で買える一番安いグレードなんです。332万4,200円という数字は、プリウスの「入口の価格」と言えます。
エンジン、モーター、燃費、19インチタイヤはGもZも同じです。違うのは「座り心地」「画面の大きさ」「一部の運転支援」の3つに集中しています。
月々の支払いにするといくら違う?
67万4,300円と聞くと大きく感じますよね。ローンで考える方のために、月々に割ってみます。
金利を入れない単純計算だと、5年(60回)払いで月1万1,238円、7年(84回)払いで月8,027円の差です。実際には金利が乗るので、この数字より少し大きくなります。
『毎月1万円ちょっとで、あの装備が付くなら』と考えるか、『その1万円は別のことに使いたい』と考えるか。ここがGとZの分かれ目なんです。
ローンの組み方はプリウスのローン月々いくら?で詳しく扱っています。
グレード全体の並びはプリウスのグレードの違いを一覧で比較にまとめてあります。
Gで削られる装備を一覧で見る
差額の中身を、公式の主要装備一覧から拾います。ここが一番大事なところです。
| 装備 | G | Z |
|---|---|---|
| ディスプレイオーディオ | 8インチ | 12.3インチ(Plus) |
| シート表皮 | 上級ファブリック | 合成皮革 |
| 運転席 | 6ウェイマニュアル | 8ウェイパワー(ポジションメモリー) |
| 前席の空調 | シートヒーター | シートヒーター+ベンチレーション |
| 緊急時操舵支援+FCTA+LCA | オプション(110,000円) | 標準 |
| パノラミックビューモニター | オプション(60,500円) | 標準(床下透過) |
| デジタルインナーミラー | なし | 標準 |
| パワーバックドア | なし | 標準 |
| ワイヤレス充電器 | なし | 標準 |
| ハイビーム制御 | AHB(オートマチックハイビーム) | AHS(アダプティブハイビーム) |
| ボディカラー | 4色 | 6色 |
こうして並べると、Gで消えるのは「毎日の快適さ」に関わる部分が中心だと分かります。
一方で、BSM(ブラインドスポットモニター)や安心降車アシストはGにも標準です。Toyota Safety Senseの基本機能も全車共通なので、安全面の土台は同じなんです。
AHSとAHBは何が違う?
表の中で分かりにくいのが、ハイビームの制御ですよね。AHB(オートマチックハイビーム)は、前のクルマや対向車を見つけるとハイビームとロービームを自動で切り替えます。
AHS(アダプティブハイビーム)は、ハイビームのまま、相手のクルマに当たる部分だけ光を遮ります。夜の郊外や山道をよく走る方ほど、違いを感じやすい装備です。
HEVのZにAHSが標準になったのは、2026年7月の一部改良からです。それより前のHEVのZを中古で見る時は、装備を確かめておきましょう。

Gで困る人、困らない人
『結局、自分はどっちなの?』というのが一番知りたいところですよね。差額の中身を、使い方に当てはめてみます。
- 家族で運転を共有せず、シート位置をほぼ変えない
- 夏の蒸れより価格を優先したい
- 画面はスマホ連携で地図が見られれば十分
- 狭い駐車場に毎日停めるわけではない
- 荷物の出し入れでバックドアを手で閉めても気にならない
逆に、夫婦で運転を交代する家庭だと、パワーシートのポジションメモリーは地味に効きます。毎回シートを合わせ直す手間がなくなるからです。
夏に長く乗る方は、シートベンチレーションの有無も見ておきましょう。背中の汗が気になる方には、差額の中でも体感しやすい装備です。
「オプションを足していったら、Zとの差が思ったより縮んだ」というケースです。緊急時操舵支援のセット(110,000円)とパノラミックビューモニター(60,500円)を付けるだけで、17万500円が乗ります。
Zの装備をあとから足すことはできる?
『まずGで買って、あとから足せばいいのでは?』と考える方もいますよね。ただ、メーカーオプションや工場で組み込む装備は、基本的に注文の時にしか付けられません。
パワーシート、シートベンチレーション、12.3インチのディスプレイオーディオは、Zで標準の装備です。Gで買ったあとに同じものを付けるのは現実的ではありません。
後から足しやすいのは、ドライブレコーダーやフロアマットのような販売店で付けるものです。「あとで足せないもの」を先に書き出しておくと、GとZの判断がしやすくなります。
オプションを積むなら、その合計とZとの差額を並べてから決めてみてください。オプション選びの考え方はプリウスのオプションは何を付ける?で詳しく扱っています。
PHEVのGはいつから?HEVのGとどう違う?
PHEVのGは2024年10月1日に追加されたグレードです。それまでPHEVはZだけでした。
PHEVのGは388万4,100円です。HEVのGより55万9,900円高く、PHEVのZより76万1,200円安い位置になります。
| 項目 | HEVのG(2WD) | PHEVのG |
|---|---|---|
| 価格 | 3,324,200円 | 3,884,100円 |
| WLTC燃費(19インチ) | 28.4km/L | 25.9km/L |
| EV走行距離 | なし | 19インチ86km/17インチ102km |
| 燃料タンク | 43L | 40L |
| 車両重量 | 1,400kg | 1,560kg |
| E-Four | 選べる | 選べない(2WDのみ) |

『PHEVに乗りたいけど、Zは高すぎる』という方にとって、PHEVのGはちょうどいい選択肢なんです。
ただ、自宅で充電できるかどうかで元が取れるかは大きく変わります。現行PHEVは普通充電(AC200V)のみで、急速充電とV2Hには対応していません。
HEVとPHEVの損得はプリウスはHEVとPHEVどっち?で、PHEV単体の詳しい中身はプリウスPHEVの価格・EV走行距離・充電のしかたで解説しています。
特別仕様車Night Shade(ナイトシェード)とは?
プリウスのNight Shadeは、2025年7月1日の一部改良と同時に出た特別仕様車です。正式名はG”Night Shade”で、PHEVのGをベースに外装をブラック加飾でまとめた仕様でした。
「プリウス ブラックエディション」と探している方も多いのですが、5代目で公式にその名前のグレードはありません。黒でまとめたプリウスを指す通称として使われていることが多いようです。
G”Night Shade”は、2026年9月時点の公式グレード一覧には載っていません。販売終了なのか掲載されていないだけなのかは確認できていないので、新車で狙う方は販売店で聞いてみてください。価格もこの記事では要確認として扱います。
中古で探すなら、Night ShadeはPHEVのGがベースという点を覚えておきましょう。見た目が似たHEVのGとは、パワートレインも価格帯も別物です。
Night Shadeを中古で見る時のチェック
「プリウス ナイトシェード 中古」で探している方もいるはずです。Night Shadeは2025年7月の発売なので、中古に出てくるのは比較的新しい個体です。
見るべき点は3つあります。1つめは型式、2つめは外装の黒い加飾が純正のままか、3つめは充電ケーブルなどPHEVの付属品がそろっているかです。
PHEVは普通充電(AC200V)で使うクルマなので、充電ケーブルが無いと買ったあとに困ります。販売店に付属品の有無を聞いてみてください。
店頭で「Night Shadeです」と言われたら、車検証の型式欄を見てみてください。PHEVならMXWH61で始まります。
見積もりでGを選ぶ時の順番
Gに決めたあとも、見積もりで気をつけたい場所があります。値引きとオプションの順番です。
- 本体価格とE-Fourの要否を決める(E-Fourは2WD比で253,000円高)
- ボディカラーを4色から選ぶ(プラチナホワイトパールマイカは33,000円の有料色)
- 安全系オプション(緊急時操舵支援セット・パノラミックビューモニター)の要否を決める
- 同じ条件でZの見積もりも出してもらい、差額を確かめる
- 値引きの交渉は、オプションを決めてから総額で行う
Gは4色しか選べない点も要注意です。エモーショナルレッドⅡとダークブルーはZ(とU)だけの色なので、色で選ぶ方はここで引っかかります。
例えばこんなやり取りがよくあります。
「赤のGを見積もってください」
「申し訳ありません、赤はZだけの設定なんです」
色を先に決めている方は、グレードより先に色の設定表を確かめておくと話が早いです。
プリウス買いたいドットコム
プリウスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、プリウスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引きの相場や交渉の順番はプリウスの値引き相場と限界額で詳しく扱っています。
- トヨタ プリウス 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
プリウスGとZで燃費は違いますか?
同じです。2.0L HEVの2WDはGもZもWLTC28.4km/L(19インチ)で、エンジンとモーターも共通です。
プリウスGにE-Fourはありますか?
HEVのGにはあります。価格は357万7,200円です。PHEVのGは2WDだけで、E-Fourは選べません。
Gでもアダプティブハイビームは付けられますか?
GはAHB(オートマチックハイビーム)です。AHSはZの装備で、HEVのZには2026年7月の改良から標準になりました。
Night Shadeの中古はどう見分けますか?
ベースがPHEVのGなので、型式がMXWH61かを車検証で確かめるのが確実です。外装のブラック加飾だけで判断すると、社外品で黒くしたHEVと取り違えることがあります。
GとZで車両重量は違いますか?
HEVの2WDでGが1,400kg、Zが1,420kgです。PHEVはGが1,560kg、Zが1,570kgです。
GとZ、リセールで差は出ますか?
一般に上位グレードの方が買取額は高く出やすいですが、差額がそのまま残るわけではありません。時期と地域で変わるので、売る時に複数社で確かめるのがおすすめです。
まとめ
- プリウスGはZよりHEVで67万4,300円、PHEVで76万1,200円安い
- 燃費・パワートレイン・19インチタイヤはGもZも同じ
- Gで消えるのは12.3インチ画面・パワーシート・ベンチレーション・一部の運転支援
- 安全系オプションを足すと差は17万500円縮む
- Night ShadeはPHEVのGベースの特別仕様車で、2026年9月時点の販売状況は要確認






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